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「大きくなったら何になりたい?」の罠

わたしたちは幼いときから、

「大きくなったら何になりたい?」

と聞かれて育ってきています。

この質問は、小学生ぐらいまでは効果的ですが、
中学生頃からは質問を変えないといけないと思います。


職業はあくまでも手段

考える力の乏しい年齢のときは、
職業というイメージしやすいものを聞いたほうがいいと思います。

ですが、考える力が身についたら職業ではいけません。

なぜなら、職業というのは手段だからです。

どんな自分になりたいか?
どんな世の中にしたいか?

あくまでも職業は、それらを実現するための手段です。

自分がどうありたいかが大切

では、どんな質問をしたらよいか。
それは

「どんな仕事がしたいか?」

です。

「ん?一緒じゃね?」

と思いますよね、これが少し違うんです。


職業は、仕事の結果にすぎません。

例えば、「人の命を救う仕事がしたい」とします。

それを実現できる職業にはどんなものがあるでしょうか?

代表的なのは、お医者さん。

次に、救急隊。

広義の意味で考えると、
心理カウンセラーもユーチューバーも、
プロ野球選手も「人の命を救うお仕事」かもしれません。

他にも、「人を笑顔にする仕事がしたい」とします。

代表的なのは、お笑い芸人ですよね。

他にも、テーマパークのキャストさん。

あるいは、街の自転車屋さんも、
ホテルのコンシェルジュも、
美容師さんも「人を笑顔にするお仕事」かもしれません。

その職業の本質はなにか

どんな仕事をしたいかを考えるとき、
同時にどんな自分でありたいかを考えるといいと思います。

命を救うことも、
人を笑顔にすることも、
ありたい自分を表現した言葉です。

大人になっていくに連れて、
その仕事の本質を考える力が必要になると思います。

警察官という仕事の本質は?

例えば、警察官という職業の本質はなんでしょうか?

・街の安全を守ること
・人々の命を救うこと
・困った人を助けること
・人を笑顔にすること
・人に勇気を与えること

など、色々考えられます。

「警察官になりたい」と職業で考えるのは小学生まで。

中学生を過ぎたら、「人の暮らしを守りたい。そのために警察官になりたい。」

という思考にシフトしなければならないと思います

職業はあくまでも手段です。

私たちがなりたい自分やありたい姿を叶えるための手段。

ですので、まず考えるべきなのは、
「どんな仕事をしたいか?」なのです。

その仕事を通してどんな価値を提供したいか。
自分はどうありたいのか。
どんな感情を得たいのか。

職業よりも、それが大切なことだと思うのです。

まとめ

やりたいことを探すとき、職業を探してはいけません。

「人を助けたい」と言っても、
あなたにはあなたなりの助け方がある。

つまり、人の数だけ職業があるのです。

大切なのは職業ではなく、あなたなりのやり方です。

職業にとらわれず、自分のやりたいことを仕事にしましょう。


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