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「人のため」は最高の治療薬

「健康」は、私たち人間が生きていく上で切っても切れないテーマの一つです。
自分の体について考えたことのない人は、いないのではないでしょうか。
程度の差はあれ、誰もが何かしらの不調・病気を抱えながら生活しているものと思います。

幼少期から精神疾患を患ってきた私にとって、健康は長年、最大の関心事でした。
本屋や図書館へ行き、真っ先に向かうのは決まっていつも健康コーナーでした。
これは…と思うような健康法があれば、次々と実践してきました。
本に載っている奇跡のような体験談を読み、「これで私も変われるかもしれない」と真剣に実践してきましたが、どれも根本的な解決にはなりませんでした。

ある時、私は日本スピリチュアル・ヒーラーグループのホームページに出会いました。
それはスピリチュアリズム普及会のメンバーによって構成されているボランティア・グループのホームページでした。
そこには、こう書かれていました。

人間が利他的な状態になると「魂の窓」は大きく開き、霊的エネルギーをふんだんに取り入れることができるようになります。

スピリチュアル・ヒーリングとホリスティック医学

「病気の原因はこれだ!」と私は息をのみました。
“利他”という言葉に驚いたのです。
当時の私は「自分が健康になりたい」「自分が幸せになりたい」という思いでいっぱいでした。
頭の中はどこまでも自分、自分、自分で埋め尽くされていました。
この“利己性・自己愛”こそが病気をつくり出していた原因だと気づいたのです。

“利他愛”という「神の摂理」の存在を知り、利他愛の実践を重ねるうちに、自分の身に驚くような変化が起こりました。
ふらついて力の入らなかった足は、しっかりと大地を踏みしめて、立てるようになりました。
息苦しくて仕方なかった胸は、呼吸していることを忘れるほどに楽になりました。
これまで、何をしても変わらなかったのです。
それが、「これが自分の体なのだろうか?」と戸惑うほどに変化したのです。
どこからこんな力が湧いてきたのかと不思議でなりませんでしたが、神が与えてくださった力であることは、はっきりとわかりました。
1年ほど経った頃には長年悩まされていた症状は、すっかり消えていました。
これは私にとって“奇跡のような出来事”でした。

この体験から確信しました。
「人間は、自分のために生きるようには造られていない、人の幸せのために生きることが人間の正しい生き方である」と。

さまざまな不調や病気に悩んでいる皆さん、どうか自分の辛さ・苦しさをいったん脇において、周りの人々の幸せを願ってみてください。
与えることに意識を向けてみてください。
“神の愛”が必ず注がれます。
病気を治すのは医者でもなく、薬でもなく、「人のため」という自分の思い・行動です。
自分のことよりも他人の幸せのために生きることです。
それが“最高の治療薬”です。

利他愛という「神の摂理」を知らなければ、今の私はありません。
病気の苦しみから逃れることはできなかったと思います。
健康を手に入れることができた私は、「全身にあふれるこの生命力を、愛すべき兄弟姉妹たちのために使っていこう!」と、固く決意しています。
一人でも多くの方が「神の摂理」を知り、利他愛の実践をすることで、病気の苦しみから解放されてほしいと心から願っています。