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シュークルートが食べたい!

鍋が美味しい季節になってきた。もう毎日鍋でもいいかというくらい。鍋に入れる野菜はだいたい決まっているし、今はいろんな味が楽しめる鍋の素も豊富だ。

この1年プデチゲにハマり、それ以外にも味噌鍋やトマト鍋が好きなので作って楽しんでいる。

フランスでホームステイをしている時、日本でいう鍋はなかったが、マダムが大鍋で大量に煮込んだ料理がいつも食卓に出てきた。(なんせ家族も多いのにいつも学生が4人くらいはホームステイしていたから)

特に私が好きだった料理がシュークルートだ。

フランスのアルザス地方やドイツ、北欧、東欧などでも名前を変えて食されいている料理。ザワークラウト(ドイツ語)の方が馴染みがあるかもしれない。

なんといってもこの料理の決め手は、キャベツの酢漬けである。もともと日本でも酢の物や酢漬けなどの漬物類が大好きだった私は、これを初めて食べた時、

こ、こんな美味しいものがあるんですか?!

と驚いた。もちろんおかわりをした。

以前ロティサリーチキンについても書いたが・・・

とにかく私はフランスで食べまくっていた。そりゃジーンズもぶっ壊れますよねという勢いで食べていた。いつも美味しい料理を作ってくれるマダムの期待を裏切るわけにはいかない。毎夕食必ずおかわりをしていたものだ…。

特にこのシュークルートは、キャベツもさることながらソーセージやらジャガイモやら私の大好物しか入っていないため、フォークとパンが止まらなくなるのだ!

そしてあまりにもシュークルートが好きすぎて、本場であるフランス・アルザス地方に友達と行ってみよう!と計画。その頃はまだTGVという高速鉄道が東に走っていなかったので、パリから4時間くらいかけてストラスブールまで行ったような気がする。友達3人でお絵かきしりとりをして爆笑しながらなんとか時間を潰した。

ストラスブールはとにかく素敵な街だった。街並みも可愛いし、ワインも美味しい。だが私の目当てはシュークルートだ。シュークルートがたくさん食べられそうな店を探し、食べまくった。多分フランス料理の中で1、2位を争うくらい好きかもしれない。

1人暮らしをしているときは、そんな手の込んだ料理を作れない。しかしフランスには缶詰でシュークルートが食べられる。

これはラッキー。

値段は忘れたが一缶4ユーロくらいだっただろうか?当時エステサロンのチップくらいしか収入がなかったので、ちょっと贅沢したい日にだけ缶詰を買って食べていた。缶詰でもなかなかいい味だし、キャベツの酢漬けも美味しかった。

フランス人に「シュークルートが好き」と言ったら爆笑された。なんだ?フランス人は好きじゃないのか???

たまにあのやわやわで、酸っぱいキャベツが食べたくなる。

きっと東京でならシュークルートは食べられそうな気がする。というわけですぐに検索・・・・ありましたありました!でもこんなおしゃれじゃなくていいんだよな〜!と思いつつ、私の第二の故郷、フランスの郷土料理に思いを馳せるのである。

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