何気ない地味な毎日を。
「何気ない地味な1日が訪れますように。」
この言葉は、元同僚の精神科の先生が私に送ってくれた言葉だ。
昨年の今頃は精神的にガタッと崩した時期であり、色々と先生に相談に乗ってもらったのだ。と言っても、先生は私の主治医ではない。
私は今何気ない地味な毎日を送っている。本当に毎日何もない。
毎日同じ時間に起きて、noteの記事を書き、ご飯とお弁当を作って、同じルートで仕事に向かい、同じ時間に仕事を終え、家に帰って片付けをしたりお風呂に入ったりヨガをしてから、21時に寝るようにしている。
最近はスマホを見る時間も惜しいくらい、この地味な生活を実践している。
「安心、安全で地に足のついた地味な一日が薄いベールとなって、トラウマにベールをかけ続けられることで、心の地盤が少しずつ丈夫になっていく。」これが先生のトラウマに対する考え方だ。
SNSにあげられるような日常はない。そんなキラキラな毎日からは程遠い。
だが私にはそれがいい。
何気ない、地味な1日が続くこと。心に波が立たず1日を過ごせることが大事なのだ。
以前はキラキラな人生と思われるように、一部分を切り取って見せびらかしていた。きっと心の底で地味な1日を送っていると思われたくなったのだと思う。
ベールの地盤が薄くなり、地下で渦巻くトラウマというマグマが、ちょっとした刺激であっという間に吹き出してくる。それを何度も経験してきた人生だからこそ、今の地味な1日が愛おしい。毎日駅から職場までの20分のウォーキング、街路樹から溢れる木漏れ日が美しくて仕方がないのだ。
非日常も時には必要かもしれないが、地味な日常を続けていくことの方が大切で意味がある。
地味な1日でも私にとって楽しいことや嬉しいことが毎日ある。
noteは、そんな地味な1日の何気ない出来事を切り取っている。
何気ない地味な1日。
その積み重ねからもたらされる日常は、私にとって何よりもかけがえのないものになっている。
次回は6月のまとめです^_^
お楽しみに。
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