大人の秋遠足♪初めての高尾山
秋の行楽シーズンがやってきた♪
というわけで私は昨日高尾山に行ってきた。関東に長く住んでいても、高尾山に登るのは今回が初めて。
色々リサーチして、ケーブルカーなどですいっと行けるらしいが、混雑を避けて早朝から登ることにした。
登山道がいくつかあり、私は最も簡単なルートを選択。
朝早いため、誰もいないところで遭難するかも…と思い、前日から飴を用意したり、山で食べる朝ごはんやお茶、お手拭きなど準備したりと大忙しだった。まるで大人の遠足だ。
最後に『まよけ』と書かれた鈴を持って、朝4:30に家を出発。
6時過ぎにはもう高尾山口に着いていた
日の出からそんなに時間がたっていないのに、登山客でいっぱいだった。
先を歩く人たちの後をたどりながら私も出発!
最初は結構なだらかな坂だったが、いきなり傾斜がキツくなり、何度も立ち止まって息を整えた。考えてみたら登山なんて22年ぶりだ。
6時台だというのに、すでに下山してくる人がいて驚いた。そしてほとんどの人が、
『おはようございます。いってらっしゃい。』
と声をかけてくれる。これは登山ではありふれたことなのか??
しんどかったのに皆さんに声をかけられると、なんだか清々しい気持ちになった。
友達が『中央線は最後にじが付く駅毎に気温が1℃下がる』と言っていたので、高尾山のある八王子はさぞや寒かろうと思い、ヒートテックを仕込んでいった(←アホ)。
しかし薬王院に到着する頃には汗びっしょりで、最後は大工さんみたいに頭をタオルを巻いて登ったのである。
薬王院の山門前に到着!
境内に入った途端に空気に清められ、パワーをもらった!という感覚が湧いてきた。
ここに登ってくるまで結構きつかったが、ふと立ち止まり、周りを見渡して、深呼吸してみようと思った。
そして飴を一個口に入れ、はぁ、と大きなため息をついてみた。そう、慌てなくていい。
そう思えたら身体の力が一気に抜ける感じがして、『さて、もうひと頑張り』と思えて楽になったのだ。
本堂では、ここまで元気に自分の足で登ってこられたこと、そして生きていることへのお礼を伝えてきた。ここ最近「本当、私って誰かに生かされているとしか思えない』と感じていたからである。
もともと薬王院到着が目標だったので、今回は山頂は目指さず下山した。(天気もイマイチだったし)
下山しながら両親とFaceTimeで会話。地元の山とさほど変わりがない、という率直な感想だった笑笑
下山する頃にはもっと登山者が増えており、私が一番きつかった坂のあたりでみんな立ち止まっていた。
割と年配のご夫婦が息を整えるため立ち止まっていらっしゃったので、私も自分がしてもらったように、
「おはようございます。いってらっしゃい!」
と声をかけた。
考えてみたら一人暮らしなのと自粛生活の中で誰かに行ってらっしゃい!と声をかけたことも久しぶりだった。
無事に下山したのは午前8時。
ケーブルカーの出発を待つ沢山の登山者の中で、この日のために作った栗ご飯を食べた^_^
こうして早朝からの秋遠足は終わりを迎えたのだが、これからいいことが起きても悪いことが起きても、上手に波に乗れるような気がする。
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