帝王切開への偏見
わたしは、3人とも帝王切開で出産しました。
1人目は、予定日より10日経っても予兆もなく、入院して子宮口を広げる風船を入れたり、陣痛促進剤を打ったり、人口破水したりとフルコースだったのですが、それでもなかなか開かずで、帝王切開することになりました。
もう10日も過ぎているので、赤ちゃんも大きくて、お腹もはち切れんばかりに大きくなって、、、
気をつけていた妊娠線が、バリバリと出てきました。
大きなお腹で、腰も痛くて、丸一日フルコースを味わって、眠れず、食べれずのまま
翌日に手術することになりました。
自分の足で手術室へ行き、手術台へ登り、背中に麻酔をドスンと打たれて、仰向けに、、、
まな板の上の鯉状態
半身麻酔だったので、お腹の中をぐりぐり触られてる感覚はあり、痛みはないものの恐怖とパニックでよくわからないまま出産しました。
子供の顔を見て、そのまま意識が無くなって、、、気づいたら病室。
両足にポンプが付いていて、夜通しポンプが膨らんで縮んでを繰り返し、音で眠れず、、、痛みで眠れず、、、
もう、、、ホントにしんどかった
ズタボロの中、看護師さんに言われた言葉がなんか心に残っていて、、、
手術前のぼろぼろの中、帝王切開を決めた時に
『もうちょっと頑張って!ちゃんと産んであげよう!』
ん?ちゃんと産む?
とは?
帝王切開は産んでないの?
こういう事が、この後も多々ありました。
知り合いに
帝王切開で出産したっていったら
『産んでないやん』
って言われたり
友だちのひとりには、2人目産んだあと3人目の時に
『けど、帝王切開でしょ?3人目も楽に産めるやん』
って。
楽に出産なんて、してないし
命懸けやし
帝王切開で大変だったって話もしてるのに、それでもそう言うふうに思ってたんだとわかって
この友だちとは、何も言わずに縁を切りました。
なんか、帝王切開での出産は楽して産んでるっていう偏見がたくさんあって、出産後の体も心もズタボロの時に、心ない言葉でまた傷つけられて、、、
もう何も言いたくないって
もう話しても通じない
そういう人には話しても時間の無駄
と、諦めました。
出産って、人それぞれ、その都度違うし、命がけなのをわかってない。
ひとがどうこう言う事じゃない。
無事に産まれて、産めて、よかったね!
って、それだけでいいのに
余計なことを言う人がいる。
わたしはもうだいぶ昔の話だから、こうやって話せるけど、、、
今現在そういうめにあってる人がいるのなら、向き合わないでいい、無視して、心の中で『さようなら』って言えばいい、と言いたい。
傷つかないで。
無事に出産を終えられるよう、心穏やかに、体を大切にしてほしい。
ただただそう願うばかりです。
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