withコロナ時代、まずは「貯蓄」からはじめよう〜前編〜

みなさんとってもお久しぶりです。
ジェレさんにインタビューをして、『Jeremyのお金と投資学』の記事を執筆している（運営している）ほしゆきです🙏

前回までは「貯金マインドを捨てろ」というテーマでお届けしていて、今でもジェレさんの「貯金はゴミ」という考えは全く変わっていません。
（そう断言する理由はこちらの記事にまとめています）

ですが、新型コロナウイルスによって世の中が一変した今、「投資までしなくてもいいけど、せめて貯蓄はしようね」という考えが強くなったそう。
今回は、その理由を深掘りしていきます！✒︎

貯金と貯蓄、2つの違いをまず理解しよう💰

（今回はインタビューカットがないのでジェレさんの愛犬ロンが大活躍してくれます🐾）

━━ジェレさん、コロナ禍によって考えが変わったとのことですが…？

そうそう！
前までは、エクストリームな意見ではあったんだけど「貯金しても意味ないし、若いんだし、ギリギリまで投資しようよ」って伝えることが多かったんだよね。
「貯金には価値がない」という考えは変わってない。むしろコロナを経て世界中の銀行がお金を刷りまくってるから、さらに現金の価値がなくなっている状況！

世界最大の投資ファンド、ブリッジ・ウォーター創業者のレイ・ダリオも「Cash is Trash」つまり現金はゴミって今年発言してるよ。ちなみにレイ・ダリオは要注目人物。
（CNBCでの実際のインタビュー動画はこちら）

だけどこの経済的大打撃を受けて、今まで蓄財をしてこなかった人は倒産せざるを得なくなってしまったのも事実で。
先の読めない世の中になってしまったからこそ、コロナ前より「貯蓄」が重要になった。

積極的に貯金するのはダメなんだけど、積極的に貯蓄するのはいいことなの。

━━えっと…「貯金」とは何が違うんですか？

簡単に言うとこんな感じ！

財貨っていうのは、金銭だけじゃなく株、金や銀、保険、国債…大きい括りで金融資産を指す言葉。

つまり、自分の持っている資産を分散させておくのが大事だよってこと。

おそらくこの先1〜3年の間に、リーマンショック級に景気が悪くなるタイミングが来ると思う。その時に収入がなくなったとしたら、当然貯金・貯蓄から切り崩して生活する必要が出てくるし、切り崩せるものがないと苦しいわけだよね（日本で餓死する状況になることはまずないけど）。

現金がどうしても好きなら、現金の割合を多く持っていてもいいけど、お金はビットコインと違って世の中に出回る総量に上限がないからね。銀行が刷りまくって量が増えることはあっても、減ることは基本ない。つまり毎日価値が落ち続けるってこと。
有事の際に備えて貯蓄をするのは正しいけど、全資産を現金でキープしておくのは絶対に違うんだよ。

━━現金から「金・銀」や「株」に変えると聞くと、投資と同じじゃない？って気もするんですけど、投資と貯蓄は何が違うんですか？

基本的に貯蓄は、「緊急時に使うことになるお金」とか「〇〇に向けて使う予定のあるお金」を現金以外の財貨に変えておくイメージ。
投資は余裕資金にリスクを負ってレバレッジをかけたり、貯蓄よりも長期的な目で見たほうがいいかな。

投資が攻めなら、貯蓄は守り。貯金の上位互換って感じだね！

（今は守りのバランスも大事だよ🕊）

ということで、今回は有事の際に備えて「貯蓄」の重要性が上がってきたよ！というお話でした。
前編はここまで！後半は、具体的にどんな貯蓄がおすすめなの？何から始めるべきなの？という疑問をジェレさんにぶつけています！

明日公開するので、お楽しみに💫

text & interview：ほしゆき
photo：こだまっち