見出し画像

バヤム (ヒユナ)

Bayam

Amaranthus tricolor

ヒユ科 ヒユ属
バリ語 : 
英語 :Chinese spinach
日本語 : ヒユ

熱帯アメリカ原産のバヤムは、亜熱帯、熱帯地方で野菜として広く栽培されている。高さ50cm~1m、葉の色は緑、赤、緑に赤がまざったものなどがある。茎の先端に花がまとまってつく。同じヒユ科のケイトウによく似ている。
冷 性

利用部分
葉​  低血圧、貧血、腎臓病、便秘、コレステロール、
   糖尿病、ダイエット、産後の血液を浄化する、腫れ物
根​  赤痢

作用
解熱作用
​利尿作用
​解毒作用
​血液浄化作用
​消化促進作用

市場でバヤム(左手前)を売るおばさん


バヤムをほうれん草と訳したのは、インドネシア語の辞書の間違い。どこをどう見ても、バヤムは日本にあるほうれん草ではない。だから、バリのレストランで“スピナッチ”を頼んでも、でてくるのはだいたいバヤムである。

バヤムは日本ではヒユというそうだ。ヒユとはケイトウと同じアマランサの仲間である。インドネシアでは野菜として栽培されている。生命力も強く、こぼれ種から発芽して、道端で雑草と一緒に生えているのをよく見かける。

葉が大きくちょっと硬い種類、細くて柔らかい種類、葉が赤い種類などいろいろなバヤムがスーパーで売られている。効能が高いのは赤いバヤムだそうだ。

バヤムには、ほうれん草の2倍の鉄分が含まれるので、貧血症の人にはおすすめの野菜。腎臓の機能を高め、繊維質も多く含んでいるので消化を促進する。

ちょっとえぐみのある癖のある味だけれど、スープにしたり、茹でてピーナッツソースとあえてガドガドにして食べてもおいしい。ただし、バヤムは尿酸の含有量が高いので、痛風の人はあまり食べない方がいい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?