見出し画像

ジミンという名の妖精とSerendipity



今回は奇跡の産物である妖精パクジミンと、Serendipityという曲の関係性について思ったことを書きます。

大した事言いません。オタクの独り言です。



ジミンちゃんって、本当に奇跡のような人材だと思います。
DynamiteのMVのバキュンってするシーンが初見でした。平凡そうに見えるがどこかオーラを感じる。韓国人!って感じのフェイス。
この人ソロで抜かれてるけど、それほど人気なのか?ジミンペンに怒られそうだが、これが正直な第一印象。


だけどその印象は早々に覆りました。

良い意味での人たらしで、人を惹きつける力がある。
滲み出る色気。無邪気に笑う顔。目が合った人を釘付けにしてしまう謎の魅力。
見ている者一人残らず魅了させてしまうダンス。
私が大好きなタイプの踊り手です。
しなやかで、上品で、繊細なダンス。私のジャニーズの方の推しである松村北斗くんと同じタイプ(関係ない)

歌声もいわゆる少年のような感じ。ジンくんとは違うタイプの少年。
穢れを知らない透き通った高音と、時々聞いた人を震え上がらせる低音を併せ持っている。(FilterのYeah…のような)
これら全てがこの人の魅力を作り上げているのか、本来この人自身が持っているものなのか何なのか分からないけど、何だか見る人を魅了してしまう。
こんな人なかなかいないと思う。世界で一人だけのパクジミンという人間。

明るくてムードメーカーなジミンちゃんは時々女の子のような可愛さも見せる。“ジミンちゃん”って呼びたくなるのはソレ。
だけど中身はしっっっっかりと男性である所もきっと好かれる理由。恋愛になるとめちゃめちゃ男らしいタイプだと思う。
いや絶対。

あと関係ないけど骨格が好きなんですよね。
骨格ウェーブなのに長めの足。
特に鎖骨あたりがめちゃくちゃ好き。胸元の空いたテロテロ生地の少し大きめサイズのシャツとかがめちゃくちゃ似合うし、そこに揺れながら見え隠れするネックレスがあれば尚エロい。ONEコンのFilterの時の衣装とか、マジで堪らん(キモオタ)

ジミンちゃん本人についてはざっとこんな感じで見てます。
あくまで私個人の印象。




そんなジミンちゃんのSerendipityという楽曲がめちゃくちゃ好きなんですよ。
ジャンル一括りで語れない、この楽曲特有の雰囲気を持ってる。


“Serendipity”とは、“探していたものとは異なる幸運に偶然出会うこと、またはその才能”的な意味を持ちます。すごく素敵な単語。
ナムさんもVLIVEで昔から好きな単語だと話しています。
何だかロマンティックでナムさん好きそう。

Serendipityの歌詞で出てくる“青カビ(ペニシリン)”とか“三毛猫”はまさに偶然によって生み出された幸運です。
比喩表現ですかね。
歌詞やSerendipityというタイトルの詳しい意味については、この方の記事がとても分かりやすかったので見てみてください。(勝手にすいません)


つまりは私たちARMYと僕(ジミンまたはBTS)が出会えたことは、単なる偶然ではなく宇宙の摂理によって最初から決められていたことで、必ず出会う運命だったんだよ、みたいな意味なんでしょうか。ユングの心理学とも関係している、すごく深〜〜〜〜〜〜〜い話です。面白い。

この楽曲はチル系のすごくゆったりとした雰囲気で、歌詞とよく合っています。先にざっくりとしたコンセプトを決め、それに合わせてビートを作り、そこに歌詞をのせる、そんな流れで制作されたんだと思います。
予めジミンちゃんが歌うと決まっていたのか、ジミンちゃんのイメージピッタリに仕上がっているな〜という感じ。

ナムさんのアルバムbehindのVLIVEにて、ナムさんの声で録音されたガイドもめちゃくちゃ良かった。さすがは歌詞を書いたナムさんです。ナムさんのイメージする歌い方が最終的にジミンちゃんにそのまま伝わり、しっかり楽曲に反映されています。キーを2つ上げたことで更に楽曲の世界観がより良いものになったんじゃないかな。



この楽曲を耳で聞いた感想について述べていきたい。

私個人が曲を聴いて勝手にイメージしたこと。

此処はとても広い場所。
少し声を発するだけでこだまする、宇宙のような空間。存在するのは自分と、目の前の妖精だけ。妖精の名はジミン。
お互いに手を差し伸べ、そして触れ合う。ジミンという妖精は怯えている私の手を引き、沢山美しい場所に連れて行ってくれる。
まるで水の中に浮かんでいるようにフワフワと飛んで行く。二人一緒に居れば何も怖くないと思わせてくれるほど幸せな時間。
美しく、純粋な妖精とのラブストーリー。


この妖精とかいうイメージはまず歌い始めの何と表現したらいいか分からないポワポワした雰囲気の、妖精が登場した時にピッタリそうな音から連想している。冒頭から聞こえますよね?イヤホンで聞いてみてください。これは何の音だろう。シンセから出る音ではあるだろうけど。分からん。

とにかくその妖精っぽいサウンドが、触れると消えてしまいそうなほど透き通った雰囲気の彼にピッタリだと思いました。

あとジミンちゃんの歌声にものすごーーーーく広いイメージの、海の向こうまで響くような空間系のエフェクトがかけられている事にもよる。

それにしても歌い出しからこんな複雑で美しいメロディをよく作ったなぁと。
ナムさんがメロディと歌詞を一緒に作ったのか、元々大まかなメロディが存在していたのかは分からないですが、韓国語と相性の良い素敵なメロディです。
きっと日本語ではこの雰囲気は出せなさそうな気がします。知らんけど。想像だけで言ってます。

途中からかなり重めのベースとキックが加わってくる所が何故か心に落ち着きをもたらす。と同時になんかドキドキする感じもして相反する。止まってしまった心臓が太鼓の音によって再び動き出すとかっていうじゃないですか。なんか、そんな感じです。(独特)

アレンジでいうと、(1:00〜)から鳴り出すクラシック系のアコギの音がやはり一番好き。とっても綺麗。なんて相性がいいのだろう。とにかく耳心地がいい。

ありきたりでシンプルだけどすごくアクセントになっている気がします。
楽曲全体的にもシンプルな構成だけど、沢山飽きさせない工夫がされてる。

もう1つ良いのが、ジミンちゃんのハモリ。これはよく耳を凝らして聞いてほしい。
コーラス、高音だけ聞こえる感じがしますがよーーーーーーーーーーく耳を澄まして聞いていると、時々サビとかブリッジにて1オクターブぐらい低いハモリも聞こえてきます。多分、ジミンちゃんの声だろうと思うんだけど。本当に、好き以外の感想が出てこない。


コーラスといえば、クレジットに名前がないので可能性は低いですが、ADORAさんの女性ヴォーカルが加わることによってさらに楽曲の深みが増すと思ってます。
ADORAさんとは、分かりやすい曲だとユンギさんのSeesawでたまに女性の声がしますよね。あの声の主はADORAさんです。ユンギさんのミクテとかEuphoriaやEpiphany等数々の楽曲にコーラスで参加されている、作曲もされる若きプロデューサーさんです。歌手としてもデビューされましたね。Serendipityに参加されてなかったとしたら関係ない話になりますが、余談です。


この楽曲は構成がとてもシンプルです。だからこそ高難易度で、全てはヴォーカルに委ねられてるような、ヴォーカルによって左右されるような楽曲です。
Serendipityに限らず、テヒョンのSingularityにも同じ事が言えます。

話が全然纏まっていない感じがしますが、結局この楽曲をうまく表現できるのはジミンちゃんたった一人なんです。それを言いたいだけでした。

透き通った妖精のようで中性的な雰囲気があるジミンちゃんだからこそ表現できたのではなかろうか。

楽曲の世界観やメッセージを歌詞以外でも表現できるのかどうかは、制作において必要な部分だと思います。見事に成し遂げています、彼。

(追記):(Serendipityでは妖精だった癖に急にTony Montana feat.釜山男子オラオラパクジミンとか出してくるから本当に……本当に……)

きっとこの楽曲を同じコンセプトで他のメンバーが歌っていたら、この様な雰囲気の楽曲にはなっていないと思います。また違う言い方で、違うメロディやトラックで、表現されていたと思います。LYSのアルバムのソロ曲は、似たような楽曲はないじゃないですか。メンバーそれぞれの個性がよく出てます。きっとそういう事です。


“Serendipity=探していたものとは異なる幸運に偶然出会うこと、またはその才能”だとお伝えしたと思いますが、
それは宇宙の摂理によるものである、つまり人間の無意識の中にある秩序によってもたらされた意味のある出来事。宇宙が生まれた時から決まっていた幸運。

それだけで言ってしまえば、そもそもパクジミンという人間が生まれたこと自体、Serendipityだと思いました。
ちょっと意味は変わってきますが。パクジミンこそ奇跡の産物であり、幸運です。
これはジミンに限らずBTSのメンバー、一人一人に言えることです。

そしてこの楽曲の歌詞を書き上げたキムナムジュンに脱帽しました。彼は本当に素敵。

このような奥深いコンセプトで楽曲を作っているBTSはとても魅力的でしょうがない。こんなに興味深いグループはどこ探しても居ません。
この楽曲だけではなく、他にも面白いコンセプトで作られた楽曲は沢山あるはず。一つずつ消化していこうと思います。 

コンセプトを知り、それを踏まえて楽曲を聴くことで更に楽しめることが分かり、好きが増す一方です。
(ただでさえコンテンツが多く消化しきれていない新規なのに…死ぬまでに全て消化し切れるだろうか…)


また書き留めたくなるほど興味深い楽曲があれば書こうと思います。
拙い文章をここまで見てくださりありがとうございました!

文章を引用させていただいた記事をもう一度貼っておきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?