【超レビュー】能率手帳のメリットデメリット
能率手帳、通称「おっさん手帳」として親しまれているこの手帳を、皆さんは使ったことがありますか?
私は最近になってようやく使い始めることができました。
実際に使ってみて、良い部分も悪い部分もいろいろ見えてきました。
今日はそのメリットデメリットについて詳しく解説していきたいと思います。
まず大前提として、能率手帳が合うかどうかは人によって当然違います。
これはあくまでも私の考えによるメリットデメリットですので、一つの参考意見としてお聞きください。
能率手帳のデメリット
記入スペースが少ない
能率手帳は初めからフォーマットが決まっている、いわゆる一般的な手帳です。
しかも大きさは完成はがきサイズと呼ばれる、一般的に出回っている手帳よりも比較的小さいサイズです。
そのため、書き込みできるスペースには限りがあります。
どのような情報を書くかは使う人次第で、柔軟に対応していかなければなりません。
また、マンスリーページはガントチャート方式になっていて、1マスが非常に小さいです。
使い方を工夫しなければうまく使いこなせない、そんな手帳です。
マンスリーページがブロックになっていない
一般的なカレンダーは、ブロックタイプで横に7日、縦に5週間並んでいるものを想像すると思います。
しかし、能率手帳のマンスリーページはガントチャート方式で、日付が横1列に左から右に流れています。
この形式では、1週間ごとの予定や2週間後の予定を目で追うのが少し面倒です。
また、書き込みできる予定も1行分しかありません。
ブロックタイプのカレンダーに慣れていた方には使いにくく感じるかもしれません。
時間のメモリ軸が意外と使いにくい
能率手帳の週刊ページの左側には時間のメモリが付いています。
これは日本で初めて時間メモリ付きの手帳を作ったと言われていますが、この時間メモリは意外と使いにくいのです。
まず、メモリが非常に小さく、1時間あたりのマスが狭いため、書き込みスペースが非常に少ないです。
さらに、午後の時間が長めに取られています。
これは昔の日本の長時間労働に合わせた仕様だと思われますが、現在の短時間で高い生産性を求める時代には少し合っていないように感じます。
デザインがおじさんぽい
「おっさん手帳」と呼ばれている通り、能率手帳は非常にシンプルかつシックなデザインです。
昔からのデザインで、おじさんサラリーマンが使っていたイメージを持つ人も多いでしょう。
しかし、最近はそのシックさが逆におしゃれだと感じる人も増えてきており、そのデザインをかっこいいとする意見もあります。
能率手帳のメリット
毎年必ず手に入る安心感
能率手帳は長年にわたり毎年販売され続けています。
一度この手帳に慣れてしまえば、毎年同じフォーマットで使うことができ、手帳選びに悩むことが少なくなります。
私は毎年2〜3冊の手帳を試し、最終的に妥協して選んでいましたが、能率手帳に出会ってからは「これで十分」と感じるようになりました。
また、他の人のレビューを見ると、1年に1冊ずつ、何年にもわたって並んでいる姿を見ると、きっと達成感があるだろうなと感じます。
私もこれから能率手帳を使い続け、何年か後に振り返る充実感を感じたいと思います。
ちょうどいい大きさ
能率手帳のサイズ感が非常に良いです。
どこに持ち運ぶにしても邪魔にならない大きさであり、記入スペースが小さすぎることもありません。
手帳を常に持ち運ぶことは、自分の人生を常に振り返ることができるということです。
このちょうどいいサイズの手帳を持つことは、自分の人生を作る上で非常に重要な要素です。
記入スペースが限られている
一見するとデメリットに感じられるかもしれませんが、実はメリットにもなり得るのです。
記入スペースが限られているため、情報の取捨選択が自動的に行われます。
何でも書きたくなるかもしれませんが、限られたスペースがあることで、自分にとって本当に大切なことを見極める訓練になります。
有限の時間を貴重に活用するために、手帳のスペースが限られていることはメリットといえます。
ガントチャートが非常に使いやすい
ガントチャートは一長一短ありますが、私にとっては非常に使いやすいと感じます。
特に体調管理において、1日1日の短期的な様子を確認するだけでは自分の状態を把握しにくいことがあります。
例えば、毎日の睡眠時間を記録して折れ線グラフにしていますが、この折れ線グラフをガントチャート上で実施することで、睡眠時間の推移が一目でわかります。
ガントチャートは他の使い方もあると思いますが、ぜひ工夫して使ってみてください。
まとめ
ここまで、能率手帳の良い点も悪い点も含めて、私なりの見解を書いてきました。
長い間使われてきた手帳だけあって、非常によく考えられた手帳だと思います。
今は何でも効率的に物事をこなして多くのことを実現できる方が良いとされていますが、実際にはそうとは限りません。
能率手帳を使うことは、自分の有限な時間を感じ、価値観に向き合うためのツールとなるでしょう。
あくまでも私なりの考えですが、皆さんも自分なりの能率手帳の使い方を考えてみてください。
この内容が少しでも参考になれば幸いです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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