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茶稽古の内容って??? 1.sep,2019

私がお伝えしている茶稽古。受講してもよく分からない方もいるかもしれません。お茶の淹れ方を学ぶだけ?と思われているかもしれませんが実はそれだけではありません。

本日の茶稽古は何度も来てくださっているお二方と3人の会でした。
一人の方がお茶を淹れるとき、彼女の「気」を私はものすごく感じました。
今まで彼女からここまでの気を感じていなかったので、感慨深いしとても喜ばしい。
今までほぼ口にしておりませんが、私の茶稽古はこれをお教えしているのです。

はじめて茶稽古に参加してくださる方でも分かることは、茶を淹れる方によって味が変わるということ。
同じ茶をみんなで順番に淹れてゆくので、単純に回数をこなすから味や香りが落ちるからでは?と想像がつくと思います。
けど、違うのです。
3番目に入れた茶よりも6番目に淹れた茶のほうが香りが華やかになることがあります。
人によっては旦那さんの話になると、味がしぶくなったり香りがなくなることもあります。

例えば「気」もそうですが、私は見えないものやことをお教えしています。幽霊とかそういうことじゃないですよ笑。
例えば日本人としての「感覚」も見えないことの1つだと思う。日本家屋の良さや生きるためのヒントなんかもそうだと思う。何がと問われても答えられないくらい目に見えないけどお伝えしたいことはたくさんたくさんある。
本を読めば理解できることではありません。
本を読むだけで理解できることなら私がお伝えしなくても本を読めばいいと思っています。
だから理解していただくまでに時間がかかります。

しかし、最近は資格社会になっているのでインスタントに終わらそうとされる方を多く見受けます。
私は味覚についてもお教えしています。
こと味覚は一朝一夕で理解できることではありません。味や香りを1つずつインプットして、身体に覚えさせることを何度も何度も繰り返す必要があります。
なのであえて長い時間をかけて学んで頂いています。日々のご自身の生活もすべて勉強。積み重ねて積み重ねて自分の中の理解が出来てゆきます。

ゆっくりと時間はかかりますが私は本質をお伝えしています。
本質はすべての事柄の根底で、竹の根のように地中ですべて繋がっています。
なのでここを掴むと生きることが楽になるし、ハッピーになっていきます。辛いことももちろん起きますけど、それに耐えうる心が養われてゆきます。

茶稽古は心を養いあなたの整え方をお教えしております。
茶稽古はマインドフルネスです。
マインドフルネスは自然の美しさを取り戻すことだと私は思っています。
空が美しい、夕日が美しい、木漏れ日が美しい、花が美しい、その同列に人間が美しい、あなたが美しい、と並ぶ事。

美しく、生きたいものですね。

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