ヲタクに恋よか難しい

十代のときから考えてたんだけど、たぶんだけど『ひとりでいたくない』がすこっしもない人が人間関係やるのって結構難しいんだろうな。
もっと他人に興味持て的なこと言われるけど、周りの人を観察しているとみんなそんなに他人に興味なくてそれが適温とされている気がする。

みんな『他人の輪の中の自分』に興味があるんだね。

ただ『ひとりでいたくない』がすこっしもなくても上手くやれる人は一定以上いる。
でもそういう場合も大抵『メリットを享受したい』とか『人間と関わることで得られる何かしら』とかが大切で、
『他人の輪の中の自分』に興味がある、という要件により正常とされている気がする。

わたしはそこまで他人の輪の中の自分に興味が持てない。
人間関係むっずーっていうのはそこかなぁって、ふと思った。みんなと感覚が違うのだ。

他人のことは好きになるけど、『ひとりでいたくない』は持ち合わせがないし、『輪の中の自分』に興味がないので、隣の席のよく話を聞いてくれるあの子への好意と感動したアニメの舵取りその他をやってくれた監督への好意は同じ感じだ。
その人が自分に対してどうとかは比較的どうでもいいから。

と考えると、前の会社の同僚にいた年下のバカ女の言動も納得がいく。
(もしこれが間違いならただのレッテルだが)

「同期だし仲良くしよ~~♡」(距離近め)みたいな感じで振舞おうとするから「うーんわたしは完全なタメ口とかはいいかなぁ」みたいな感じでかわして普通に挨拶とか「眠いですねー」とかだけしてたら知らん間に時々無視されるようになってて、何かしゃくにさわることでもしたかな? と思ってスルーしてたら同時に昇進したタイミングで上司の前で「私たちぃ、同期なんですよね!♡」みたいな発言したから気持ち悪くて「お話する機会あんまりなかったけどそうでしたね~。これからよろしくね~」くらいのテンションでかわしてたらまた無視に近い態度(でも同ポジなので無視まではしない)になってたあのバカ女。

アレがもし『同僚と上手くやる』のことを『会社で同期とフランクに喋れる私☆』を得ることだと思ってたとしたら、結構納得が行く。

……まあわたしは自分から無視しといて上司の前でキャピって見せるようなクズとフランクにやりたいとは思わないが。

わたしがもし『バカ女ともちゃんと慣れあえるわたし♪』思考なら擦り寄られても仲良くできたんだと思う。
それがたとえ五つほど年上のわたし(初対面)の前で二十歳くらいの子に「私もさぁ、いい歳だからァ」ってマウント取るようなバカ女でも。

でも結局興味がないもんはないんだから、自分に相応しい日々を得ることに尽力するほかないのだろう。
インターネットにいるとよくほならな理論で横から殴られるが、どうせやつらもバカなだけだぜ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?