南から雷雲がやってきた。 ごろごろと雷鳴、立ち込める暗雲。雨の匂いをまとって強くなる風に、わくわくして外に出た。 稲光や嵐の気配に楽しくなってしまうのは、昔からの性分。不謹慎なのだけど… 高いところやスリリングな体験が好きなのと同根なのかなあ。
薄衣を脱ぐように雲から顔を出した月、その光があんまりみずみずしくて、果物みたいにおいしそうで、手を伸ばしたくなってしまった。 月がほしい、なんて、ちいさなこどもみたい。 いつかの仕事帰り、遅くなってお腹も空いてたからかな。
道端の、小さなちいさな森。 苔もそうだけど、ミニチュアが好きな身としてはここに何か小さきものを組み合わせたい!と思ってしまう。 こびとサイズの何かと一緒に撮ったら、楽しそうじゃない?!と思いながら実行はできず。 合成してみればいいのかなあ。
くらいところにいくのは、ほんとうはとてもかんたん。おとしあなはあちこちにあいていて、あまいかおりをはなっている。 うつくしくさいたはなだって、ほら、にぎりつぶしてすきとおったつゆをしたたらせるの。たのしいね?
ずいぶん久しぶりに、七夕飾りをさげた。 鋏を交互に入れて、びよんと伸びるあみ飾りを急に作りたくなったのだった。 庭に生えた笹(勝手に茂っていた)をまとめて刈って、吹き流しや輪飾りも、とやっていたら子どもたちも手伝ってくれた。 願いは家内安全、皆で笑って過ごせますように。
あっつい1日だった。 午前中に急いで庭仕事と買い物を済ませて、後は引きこもり。 雑草たちは暑さにも負けず、すごい勢いで伸びるね。 写真は近所のヒマワリ。 末っ子がヒマワリのイメージなのだよね。 まっすぐ、裏表なし、明るい。 私と違いすぎてびっくりする。
アガパンサスが咲いた。株分けしているのに、花芽がついたのは一株だけ。 今年色々調べて、花を咲かせるのには肥料たっぷり要るということが判明。早く言ってよー すうっと咲いて、爽やかな色で、ずっと好きな花。 結婚祝いに母が贈ってくれてからのお付き合いね。
雨の合間、濡れた緑の中の誰もいない公園。 あるいは、昼間、狭い入口から覗き見る知らない団地の中庭。 そこに何か、まだ見ぬ物語が隠されているような気がしてしまう。
新曲の嬉しさから一転、MVのことで大炎上… すぐ謝罪文、公開停止、タイアップ中止、テレビ出演取りやめと悪夢を見ているようだ。 確かに今回の件、差別的に見える。だけど、関係ないところまで叩かれすぎていて… 批判にさらされて、彼らが音楽をやめてしまうなんてことがありませんように。
子どもの通学、収入減と資金繰り、夫の健康問題などなど悩み満載。仕事は現場と管理の板挟みだし。 でも今日の私は無敵! 好きなバンドの新曲がでたからね。 多分一日限りの効果だけど、メロディーラインを思い出せば乗り越えられそう。
こないだの土曜、子どもの遅い誕生日祝いをした。 朝から水族館へ。 ショーを堪能したあとに、ちょっと良い洋食屋さんでお昼を食べた。 帰りにバースデーケーキを受け取り、夕食後にいただく。ガトーショコラの台にイチゴましましで美味しかった。 楽しかった1日、覚えていてくれるといいな。
庭の百合が咲いた。 清楚な白い鉄砲百合、すうっと伸びる姿が好き。 顔を近づけると、記憶していた香りとは違う爽やかさに驚いた。 いわゆるカサブランカ系の、特徴的な香りとは違うのかも。 花びらが反り返ってくると、「驕慢」というイメージが浮かぶけれど、今はまだ、乙女の風情。
咲初めのアジサイ、小さな教会の前で光を浴びていた。 祈るようなこの淡いブルーを、苦しみに沈んでいる友に届けたいな。 あなたが今日も生きている、それだけで私は嬉しい。今は動けない諸々のことは、時が満ちたらまたいずれ。 今はその美しい羽を休めていて。
買い物に行く途中、見つけた花。 ちょっとピンぼけ… 細い五弁の紫色、あまり見ないなと思って調べると、雛桔梗というらしい。可愛らしい名前だね。
勤務先の病院に、クスノキがたくさん植えてある。 今は花の時期らしく、ふとした時に爽やかな香りが漂う。 小さな小さな緑色の花、知らなければ見落としてしまうけれども、5月の風を薫らせている。
今年も咲いた、庭の白薔薇。 たくさんの蕾を晴れた空に向けて、芳香を放っている。 天へ昇っていった大事なひとたちに、どうか伝えてね。 私たち、右往左往して、時には寝込みながらも何とかやってます。 心配は尽きないだろうけれど、そちらには安らぎと美しいものが降り注いでいますように。