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2018年6月の記事一覧

読書 Ⅰ 歌集(後)

読書 Ⅰ 歌集(後)

5〜6月の読書、後半三つ。

④伊舎堂仁『トントングラム』
⑤鈴木晴香『夜にあやまってくれ』
⑥尼崎武『新しい猫背の星』

前半
①中澤系『uta0001.txt』(双風舎)
②大森静佳『カミーユ』
③笹井宏之『ひとさらい』
https://note.mu/jellyfish1118/n/nb8a6af104b89

⑦初谷むい『花は泡、そこにいたって会いたいよ』
https://note.m

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読書 Ⅰ 歌集(前)

読書 Ⅰ 歌集(前)

5〜6月の読書記録。それぞれ少しずつ感想。前半三つ。
①中澤系『uta0001.txt』(双風舎)
②大森静佳『カミーユ』(以下、書肆侃侃房)
③笹井宏之『ひとさらい』

後半
④伊舎堂仁『トントングラム』
⑤鈴木晴香『夜にあやまってくれ』
⑥尼崎武『新しい猫背の星』
https://note.mu/jellyfish1118/n/n6009cf3c5fa0

⑦初谷むい『花は泡、そこにいたって

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『花は泡、そこにいたって会いたいよ』(初谷むい)をよんで

『花は泡、そこにいたって会いたいよ』(初谷むい)をよんで

予約して、発売後すぐに届いていて、少しめくって、ああいいなと思って、でも少し恐れて読むのを暫くやめていた。
ずっと恐れていてもな、と思って、ちゃんと対面して読んだ。

何故こわいのか、それはとても簡単で、内容や文体による、作品との距離感があまりにも近いときがあるから、である。
どこまでも適当に客観視していられない、鮮やかな映像や経験がぐんぐん迫ってくる。
ここでいうこわい、は、幽霊が出て

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