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彼は正にINNOCENTです

英会話教室の通っているとこちらのニュアンスが相手に伝わらないのは日常茶飯事です。ある日、クラシック音楽が好きで、特にショパンがお気に入りの生徒にこんな質問をしました。

What's your  killer tune of Chopin?

《あなたのお気に入りのショパンの曲はなんですか?》

《killer tune》はポップミュージックのファンならばフツーに使います、しかし、《殺し屋みたいな(あなたを殺す)曲》。そんな言葉をクラシック音楽のファンはあまり使わないでしょう。
別の日には「彼はなぜ大きなミスを繰り返すのか?」を生徒4〜5人でディスカッションをしながら英語を喋る感覚を身に付けるレッスンの最中です。口を滑らせました、

He has doped again and again!

《彼は(✭✤♠◐✫)をやり過ぎたのさ。》

これは完全にスラングです。日本語では《ハマっている》と同じ意味で使うことはあります。コレはヒップホップのファンならば理解できます。しかし、普通の生徒は基本的に理解できません。
最近、大谷選手が元通訳の「ギャンブル依存性に気づかなかったのはおかしい」、「彼は違法賭博に関与していたのではないのか?」とメディアによっては報道しています。しかし、彼が元通訳に騙されていたことを気付くためには「手続き(procedures)」から「賭け屋(bookie)」まで相当な幅広さ分野の英語を勉強する必要があります。更に各州により法律が違います。全国津々浦々までパチンコ屋がある日本とは制度が大きく違います。全てを理解するためには相当の学習時間が必要です。
彼は二刀流です。そんな事をできるならば彼は三刀流か四刀流でしょうか?現実的には無理でしょう。野球のトレーニングをしながら、そんな超人的な事は不可能です。
元通訳の犯罪は非難されるべきです。しかし、英語好きとしては彼の英語のレッスンを受講したい。それが本音です。
#エッセイ
#英語学習法
#英語

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