映画「紅の豚」を観て
宮崎駿監督の映画、公開は1992年。
この映画は、とにかくカッコいい。ジブリ映画の中では、あまり人気上位ではないかもしれないが、私はこの作品がかなり好きだ。大人の男のカッコよさが滲みでている。
まず、主人公ポルコ(マルコ)の操縦士としての腕前が超一流というところがカッコいい。やはり腕が立つ男というのは無条件でカッコいい。
それに、生き方もカッコいい、真面目一辺倒ではなく、ある種、悪党のようなところが少し垣間見えていていい。その悪さというのも、権力に楯突くための悪さであって、決して自分の我儘でそうなっているのではないところがいい。
これでは女性にも男性にもモテて当然だろう。しかし、それでもポルコの一番大事なものは、飛空艇乗りとしての生き方なのだと思った。それは、亡くなった友人達への手向としてという側面もあるのかな、と。
ジーナを待たせたポルコは果たしてあの庭に行ったのか?その描写が描かれることはないが、恐らく、最後のあのシーンはジーナに会いに行ったのだろうと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?