映画「村の写真集」を見て

2004年公開の日本映画。

 家族、故郷の原風景を見た。故郷、田舎、家族・・・その懐かしさがこの映画には篭っていると思う。父親の姿は、やはりこうでないといけない。賢い必要なんて、全くないのである。賢くて要領が良くて優しくて・・・そんなものより、芯だけ通っていればいいのである。それだけでいい。口数だって多い必要は無い。自分の父親は死んでから随分経って、普段どんなもんだったかと思い出すことも無いが、この映画を観ている間は、父親のことを考えていた。
 家族というのは綺麗事だけでは済まされない、むしろ何も起きないような家族は嘘だと思う。見てみぬふりをしているか、全く家族を見ていない。そう思う。
 やはりぶつかりあってこその家族だと思う。ぶつかることができるからこそ、家族なんだと思う。最近は、家庭の在り方にも多様性が出て来ているとは思うが・・・
 今一度、家族・故郷について、考えさせられた。涙が溢れる映画でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?