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SQLの民主化について考えてみる。

最近、SQLをがっつり書いているので、ますますSQLの練度が高まりつつあるわたくしです。
そんなわたくしめですが、SQLとは大学2年生の後期の授業が最初の出会いでしたので、かれこれ20年くらいのお付き合いをしています。
学部の選択科目の授業から始まり、エンジニア時代に実践経験を重ね、データ界隈に身を置いてもなお、つながりは途絶えません。
腐れ縁を通り越して、愛すら感じます。

閑話休題: SQLの民主化は果たして本当に良いことなのか?

タイトルの通りSQLの民主化について考えてみます。
最初に申しておきますが、ポエムです。
ポエムなのでわりとゆるく書いていますし、時間が経ったら考えも変わっているかもしれません。それくらいの粒度で書いていますので、議論のタネにでも使っていただければいいと思います。

Business Intelligenceというものに携わってからというものの、データ民主化は常に話題に上がっていたテーマでした。
歴史的な背景としては、2012年あたりに例のData Scientist: The Sexiest Job of the 21st Centuryが発端で、日本国内で爆発的に「データ民主化」のワードが広がりました。
(Googleトレンドを見ても、確かに2012年あたりに最初の山が発生しているのが確認できます。)

2012年あたりから、BIツールやETLツールの勃興が始まったと言っても過言ではありませんが、ツール類の進化と並行して、SQLの教育面について取り沙汰されていきます。
で、途中を省きますが、いつしかエンジニアやデータ職の人々以外の職能でもSQLを使えるようにする動きが各所で目撃されるようになります。

最も著名な取り組み(だと勝手に思っている)は、メルカリのゆるふわBIプロジェクト、通称ゆBではないでしょうか。

ゆBに触発されたわけではないのですが、かくいうわたくしめもビズリーチ在籍時にマーケターや企画職向けにSQL勉強会を開催していたこともあります。

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あの頃はがんばって勉強会資料つくっていたの図

さてさて、2021年現在、わたくしはSQLを教えているでしょうか?


答えはNo。なぜか?

ということで、ようやく本題のポエム開始。

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