さばえルーペ専用キャップ作ってみました。
「さばえルーペ」使ってみました。
本や新聞の文字が大きくクッキリと見えて、とっても良かったです。
ただ、装着感に少し違和感があったため、妻に頼んで帽子に取り付けてみました。おかげでものすごく使いやすくなりましたのでご報告します。
・自己紹介
こんにちは。私は中学生の頃から近視で悩む56歳のオヤジです。
45歳すぎからは老眼も始まったので、かれこれ40年以上メガネなしでは生活できない人生です。
「さばえルーペ」は昨年の私へのクリスマスプレゼントにと妻が注文してくれました。といっても私の手元に届いたのは1月の末になってからです。
けしてメーカーに「遅いぞ!」と文句を言っているわけではありません。笑
妻の話によると、生産が間に合わないほどの大人気商品だということで、遅くなってごめんなさいでしたが、サンタさんにリクエストしていたわけではないので、思わぬところでのサプライズなギフトなのでした。
さて、「さばえルーペ」ですが、私は妻に手渡されるまで存在を知りませんでした。
もちろん、鯖江というメガネで有名な町が北陸にあることは知っていましたし、メガネが必需品の私にとっては、行きつけの眼鏡店で見る憧れのフレームが鯖江ブランドだったりするので「サバエ」という名前には聞き覚えはありました。
ともかく、このところ手元のピントが怪しくなっている私を気にかけてくれて注文してくれたのが嬉しく、ああ、鯖江ブランド!とワクワクしました。
・パッケージを開けてみました
高級なジュエリーケースのような黒い箱を開けると、噂の「さばえルーペ」が折り畳まれた状態でおさまっています。丁寧に磨き込まれたシルバーのフレームが美しく輝き、おおこれが鯖江の職人さんの手によるものかと、手に取る前から感心しました。
付属の説明書のとおり組み立ててみました。
・・・ちょっと面倒くさいかも
実は数年前に、TVCMで有名なハズ○ルーペを購入していました。メガネの上にかけることもできるので、長時間集中して細かい作業をするのには向いていますが、仕事が営業職になってパソコン画面、スマホ、書類と視点を変えるような業務が増えてからは、取り外したり付けたりのすることが煩わしくなってきました。
こんな面倒くさがりの私に、馴染みの眼鏡店の主人が勧めてくれたのが「跳ね上げタイプ」の近視用のメガネです。普段はレンズをおろしておいてスマホ画面を見るときは跳ね上げて裸眼で見れるようにと便利になり重宝しています。
結果的にハズ○ルーペの登場の機会はなくなり、ずいぶん長いことケースに入ったままです。
・かけてみました
話が長くなりましたが、さっそくメガネの上に「さばえルーペ」かけてみました。「跳ね上げタイプ」の良さはメガネで知っているので期待大です。
ルーぺとしての拡大鏡機能は、なかなかいいです。拡大率は1.6倍
メガネの上からでもしっかりと細かい文字が読めてピントも合わせやすい。
ちなみに私のかけた製品は SLB−00116PL という番号です。
・率直な感想をメモしてみました
・重さ約33.1gは少し重たいかな。下を向くとずり落ちそうな印象。
・かけた瞬間、金属のつるが冷たい。(冬季限定)
・痛くない とうたっていますが私には長時間装着は痛くなりそう。
・そして、レンズの上げ下げの際、オデコからずれて位置が安定しない。
・夏は汗ですべってきそう。
・皮膚の油分ですべって落ちてきそうになる不安感もある。
これはどうやら私が「坊主頭」で眉毛も薄いので、眉骨にかけたフレームがすべってしまう事が原因らしい。さらに、オッサン特有のオデコ周辺に多い皮脂も滑りを助けているみたいです。笑
とにかく、夏に限らず汗っかきの私にはホールド感が重要な課題です。
・さらに問題点
・組み立てが面倒なので、ず〜っと折りたたみしないでおいておきそう。
きっと妻に邪魔がられて ちゃんとしまってくださいと言われるだろう。
旅行や外出時の持ち運びには収納するだろうが、普段は面倒だな。
・開いて置いたままだと場所も取るし、うっかり踏んだりして壊しそう。
「だから、ちゃんとしまってくださいといったでしょ」と言われそう。
・解決策を考えてみた
すぐにアイデアが閃きました!
これ帽子の上に付けたらいいんじゃね。と。
で、さっそくお気に入りのキャップ帽子で試してみました。
キャップのツバを後ろにしてそこに「さばえルーペ」を装着。
いい、かなりいい。
・頭に直接金属が触れないので、冷たくない。
・滑らないので安定感は抜群によくなった。
ただ、布が間に入ったおかげてキツくなってしまったため、痛くなりそう。
ホールド感は増したが、止まっていないので、すべって落ちてきそうになる不安は解消されない。
*ちょっと浅めのこの帽子を使ってみました。
・すべての問題が解消されそう!
妻に頼んで、帽子をちょっとだけ改造してもらうことにしました。
・キャップのツバは普通に前にして被り、ツバの根元のところに穴を開け、そこに「さばえルーペ」のツルの先端を差し込んでみました。
・このままでは安定しないのでキャップの裏側に取り外しできるホックを縫い付けてもらい、眉骨の代わりにしっかり止まるようにしました。
これで汗や油で滑ることもなく、跳ね上げ時にもブレない、ずれない抜群の安定感が得られることだろう。
・手芸が得意な妻は、実は帽子デザイナー
私が妻にそのアイデアを熱く語ると、すぐに穴を開け、ホックを取り付けてくれました。
そもそも 10数年に「坊主頭でも、風の中走っても飛んでいかない帽子を作って欲しい」と制作をお願いして以来、お互い専属の帽子デザイナーと専属帽子モデル!? の関係であるので 私の頭の形は熟知している妻なのです。
まもなく、「さばえルーペ専用キャップ」が完成しました。
・抜群のフィット感が実現し、課題が解決!
・皮膚に直接金属が触れないので、冷たくない。
・帽子と一体化したので安定感は抜群。
・これで、すべって落ちてきそうになる不安はなくなった。
・帽子自体が汗や、皮脂を吸収してくれる。
・布があるので痛みの感覚が集中するツルの当たりが分散しているようだ。
・また、内側の生地は薄いので、それほどキツイとか痛くは感じない。
・帽子に取り付けたままなので、折りたたむ必要がない。
・キャップがひさしとなって屋外でも雨よけ、日よけとなる。
・使わない時には、帽子はフックや帽子かけに被せれば良い。
・帽子の洗濯時には、ホックを外して簡単に脱着可能となる。
いや〜 我ながら、いい事づくめのグッドアイデア。
*帽子を脱いだらこのように置きます。
さらに プラスの案が続々と湧いてきました。
・試しにヘルメットを上から被ってみたところ全く問題ないです。
これで現場作業や震災などの緊急時にも役立ちそう。
・ルーぺを偏向ガラスにすれば運転にも使えそう。
・コロナ感染対策のフェイスシールドにも取り替え可能なのでは・・・
失礼しました。とっくに作られていました。
https://www.h-bending.co.jp/info/info048
「さばえフェイスシールド作りました。」
・最後に
私は、建築関連の左官という仕事をしていますが、昨今 ベテランの職人さんが視力の衰えによって手元がはっきり見えなくなった事で仕事を辞めざるをえない話をよく聞きます。せっかくいい腕を持っていても手元が「見えない」事で技術や経験を発揮できずに仕方なく引退していくというのは悲しい話です。
「さばえルーペ」はとても優れた製品です。https://sabae-loupe.com/
日本が世界に誇る鯖江の卓越した職人さんの技術、モノづくりに対する愛情は使えばよく分かります。近視、老眼の二重苦で悩む私のようなメガネユーザーにとっては、このルーペの良さが同じ悩みを持つ世界中の人々に広まっていくことを願ってやみません。
そして、腕のいい職人さんが1日でも長く働ける手助けになってくれるのを。
今回 私が妻に作ってもらった、さばえルーペ専用キャップに装着する事で
さらに活躍の場面が増える事でしょう。もしも必要な方がいれば、妻におねがいして帽子をオーダーメイドさせていただきますので、ご相談ください。
北鎌倉・帽子小屋 というお店やってます。https://boushigoya.com/
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余計なお世話のおまけとして、もしもキャップ装着が基本形となったタイプの「さばえルーペ」が発売されることになったら、折りたたみのための蝶番が不要となり、生産コストは抑えられる事で販売価格がダウンして、さらなる購買の増加が見込めるのではないでしょうか。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
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