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6歳男児との戦い方

ドュおっ ぅをうりゃあ!
ブシ!ビシ!ズブし…!

う…ウ……ぅぐはぁァァァ…


子供の口から出る効果音の、まぁリアルなこと。

6歳の息子は戦いごっこが大好き。そして家庭内の戦い相手は基本的に私。
ヒール好きの彼は、たいてい
最強の魔王やら闇の帝王やら、ラスボス的存在を担当します。
最近の私はもっぱら「ウルトラマントリガー」役を仰せつかり、
基本的に弱く、負けることが多い設定です(トリガーに申し訳ない)

この戦いごっこ、アラフォー差し掛かった母にとっては、そこそこ、辛い。

それでも仕事で一緒に過ごせる時間が限られると思うと、子供とはいつでも楽しく過ごしたい。
そう、戦いは業後に始まるのです。

気力、体力、知力と大人のズルさを振り絞り、
息子と全力で戦いごっこをするため編み出した、私の戦い方をご紹介します。
くだらないですが、それぞれに効果と欠点があり、戦いごっこを通して見えてきたこともあります。どうぞ、お付き合いくださいませ。

1.心から全力で戦いに挑む
これは初期段階。体力あるうちは全力で行く。最初は戸惑っても徐々にノッてきて楽しくなる。調子に乗ってやりすぎると叱られる。子供の考えるシナリオを崩さないことが大切。
【効果】お互いに楽しく運動になる
【欠点】親はとても疲れる

2.足をケガした設定で座り込み、上半身のみで食らいつく、しつこい相手を演じる
座ることができれば、体力の温存に繋がる。「クソぉっっ!」と言いながらそれでも座って攻撃し続ける、めげない心で演じる。不満を言われても、できるだけ座り続ける。
【効果】親の体力が持続する
【欠点】子の不満が膨らむ

3.胸のタイマーを鳴らす
ピコンピコン言って、ひとまず光の国に帰らせていただく。基本的に死ぬことは許されないので、ピコンピコン言っても弱るのみ。したがってしばらく目をつむり、体力の回復を図る。
【効果】親の体力が持続する
【欠点】乱用は出来ない

4.やられるフリをして、ストレッチをする
思い切りやられた反応を見せつつ、動きの中に肩や背中、足などのストレッチ運動を盛り込む。あくまで自然に。
【効果】子供と遊ぶ時間が自分の気持ち良い時間にもなり、一石二鳥
【欠点】少し技術が必要

5.部屋を走り回りながら床に落ちてるゴミやおもちゃを拾いまわる
部屋を広く使い、うんと動き回りつつ、部屋の掃除を行う。余裕があればクイックルワイパーを掴み、振り回すのではなく床をキレイに拭く。あくまで自然に。
【効果】子供と遊ぶ時間で部屋をキレイにでき、一石二鳥
【欠点】クイックルワイパーを持つと他の部屋にも行きたくなってしまう(叱られる)

6.ワイヤレスイヤホンを装着し、音楽やオーディオブックを聞きながら戦う
ながら戦法の最終手段。もはや戦いごっこから意識はそれるが、体は子供に向かいつつ、耳だけは自分のやりたい事ができる。
【効果】バレにくい
【欠点】戦いの進捗がわからなくなる(叱られる)

以上。

いかがでしょうか。
同じように戦うお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

なにはともあれ、数々の実践で私が感じたのは
まず「心から全力で戦いに挑む」のが一番だということ。
「遊ぼう!」と言われたらまず遊ぶ。ちょっと待って〜とつい言いがちですが、たまには
「遊ぼう!」
「いいよ!さぁこい!」
と即答し、5分でも1分でもいい。
100%受け入れてみると、子供は満足気だし、不思議とこっちも気持ちいいんです。
100%受け入れたあとは、こっちのお願いも聞いてくれ、大体ご機嫌でいてくれる。

なので余裕があるときは、できるだけ1の戦法を目指し、無理なときにはその他の方法で自分を楽しませつつ、乗り切ってます。
自分を楽しませつつ、がポイント。



そうそう、どの戦法を取るにしても
「ドュおっ ぅをうりゃあ!
ブシ!ビシ!ズブし…!」
と母も真剣に声を出すことが前提ですので
申し添えます。


お読み頂きありがとうございました。

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