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田瀬湖で初☆カヌーキャンプ その3【野活隊備忘録】

(その2から続きます…)

テント泊の翌朝は、解放感や淋しさ、帰巣本能などがないまぜになり、不思議な気持ちになるものです。……ソロキャンならば。

この日は帰路も盛り沢山。
昨日に引き続き、味わい深い1日となりました♪

田瀬湖オートキャンプ場フリーサイト

カヌーを無事に車載し、お世話になったキャンプ場を旅立つ…!
管理人さんも末永くお元気で♪

山の雄大さと紅葉の美しさを間近に感じながら、まったりと車内空間を楽しみます♪
(隊長!運転ありがとうございました!)

道中からの1枚

11:20頃、道の駅みやもりに到着。
すぐ脇を流れる宮守川に架かる宮守川橋梁、通称「めがね橋」は、宮沢賢治の作品「銀河鉄道の夜」のモチーフとなったと言われているそうです。

久々の来訪(前回はスルメ氏と)……!
相変わらずの人気です♪

駐車場にあとからあとから車が入ってくる中、すぐ近くに空きがあったことは奇跡でした☆

『めがね橋』を臨む

広場へ集まってくる人たちの1人から、『39分だってよ』という声が。
やがて、汽笛が聞こえ……。

11:39頃。
もくもくと黒い煙を出しながら、SL銀河が姿をあらわしました♪

雄々しい姿が…!

あとから知ったことですが、SL銀河の運行日は毎年JR東日本から発表され、例年4月中旬から10月下旬頃の毎週土日・祝日に限られているそうです。
提案してくれた姉隊員のおかげで、2年ぶりにまた会うことができました……♪

2024年5月現在、その運行は残念ながら、終了しています。

観光面からの復興支援と地域の活性化を目指し、2014年4月に釜石線で運行を開始した「SL銀河」は、旅客車(キハ141 系)の老朽化に伴い、2023年春をもって運行を終了することとなりました。運行終了まで引き続き「SL銀河」を活用した様々なイベントを計画し盛り上げてまいります。また運行終了後につきましても、新たな観光列車の運行に向けて検討を進めるとともに、地域のみなさまと一緒に観光振興に取り組んでまいります。

『JR東日本ニュース』2021年11月19日発行 東日本旅客鉄道株式会社 盛岡支社

めがね橋は2020年に『日本夜景遺産』に認定されているそう。
ライトアップされた景色もまた、幻想的で気になります☆

道の駅内の直売所で『わさびだんご』なるものを購入。
後を引く『ツーン感』が癖になりそうなお味。

ここでは、東北一の生産量といわれるわさびが購入できるほか、レストランでわさびを使用した食事が食べられます。


次のスポットは浄福寺。
落雷の被害を受けた樅の木をチェーンソーで一刀彫した…という親鸞聖人像です。
作業の様子を取材した記事はコチラ。

一刀彫の親鸞聖人像

遥か遠くを望むその姿は、大きく、とても立派でした。
そばに立つお寺も見るからに歴史が深そう。
…時を経てもなお、大切に守られてきたのだと感じずにはいられません。

入り口には巨木の銀杏並木があり、こちらは開基された1536年に植えられたとされています。
樹齢は480年を超えるそう。(太いはずです……!)

この日はまだ色付きがやっと始まった感じ。
銀杏に関する和やかな記事を見つけたので、コチラもシェアします♪


そして、高田松原津波復興祈念公園。

周辺に震災遺構が点在するこちらには、道の駅や津波伝承館などの施設も併設されています。
高田松原といえば、震災前には約7万本の松があった景勝地です。
そのうち唯一生き残った復興のシンボルが『奇跡の一本松』。

残念なことに、震災後枯れてしまったそうですが、モニュメントとして今も残されています。凛々しい…(写真奥のほうにありました)

この日は、制服を着た学生さんの一行も来ていて、一本松の見学もしていました。
遺構を眼の前にすると、震災時の衝撃や驚き、えもいわれぬ恐怖感が昨日のことのように甦ります。

あの日から変わってしまった景色。
あの日を境に会えなくなってしまった人…。

生かされた命を大切にしなければ…。
気持ちを新たにする機会をもらえました。

終始、天候に恵まれた今回のキャンプ。

五感をフル活用しながら、出会えた風景や体験、メンバーの優しさに感謝しながら、締め括りとさせていただきます。

全3回、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!

(motokids様、素敵な写真をありがとうございます♪ )

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