布団に入り、目を閉じることが怖かった
小学生時代、いやもう少し前からだったのかもしれない。夜、布団に入り、目を閉じることが怖かった。
時計の針の音
この音は規則正しくなっている。でもこの音が当時の私にとっては嫌だった。
目を閉じ、眠りにつこうとする最中ずっと聴こえてくるこの音は、何かわからないものに対して急かそうとしてくる。寝ているから急いでやらないといけないことはないが、早くしなきゃ!と。そして、心臓も変に動く感じがし苦しかった。
目を閉じた世界
時計の秒針の音の恐怖と一緒に怯えていたものの一つ。
目を閉じ