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読書記録「がんばらないことをがんばるって決めた。」

▼読んだ本
「がんばらないことをがんばるって決めた。」
・考えるOL さん
・KADOKAWA
・2021年

感想

 自分が自分を一番大切にすること、休んでもいい、生きてるだけでえらい、など、私もなんとなく思っていたことを言語化されて整理されているように感じた。

 私は高校3年生の夏休み明け、2週間ほど学校を休んだ。様々なことが積み重なり疲れていた、という理由だが、休んでいる間、ベッドに横になって本を読みながらウトウトして寝たり、母と一緒にスイーツを食べに行ったり、家のワックス掛けをしたりする日もあった。それまで、学校には必ず行かなければならない、と思っていた。でも、行きたくなかったら行かなくてもいい、という選択肢があることを実感することができた。学校の先生も家に来てくれて、先生が言ってくれた「教室でただ座ってるだけでもいい」という言葉が印象に残っている。私は結局、再び学校に行くことにしたが、学校を休んで良かったな、と思っている。
 生きてればなんとかなるし、学校に行かなくても、別の選択肢もある。休んでもいい。心が壊れてしまうよりもいい。

 今でもたまに、なんにもやる気がなくなって、1日中何もしないことがある。生理前だから、という理由が多いのだが、生理前だから精神的に落ちてしまう、ということに気付いた時、「私がダメだからじゃないんだ」「私のせいじゃなかった」と少しホッとした。メンタルが落ちている時に、さらに自分を責めることが多かったが、私がダメだからではないと思えたことで、「そんな日もあるよね。今日はとことん、のんびりして充電しよう」と思えるようになった。そのまんまの自分を認めて自分を甘やかすことが、少しできるようになってきた。

 自分のことは自分で甘やかして、たくさん自分のことを大切にしていきたい。休んでも、自分の価値は変わらない。自分の嫌な部分をたくさん知ってるから、「自分ダメだな」と思うこともあるけど、頑張ったことや自分の素敵な考え方を認めて、少しずつ自分を好きになっていきたい。


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