糖尿病から真菌(カンジタ・タムシ)の感染症を引き起こした話
いつの頃からか、すごく股間がかゆくなってきたので、市販の水虫薬を買って塗ってみたのだが、その時スーっとするだけで、治るということは全然なかった。
症状としては、とにかく股間がかゆくなるというだけぐらい。夏場にかゆみが増す以外は大したことはなかったので、それ以上は薬をちゃんと塗り続けることもなく、ずっと放ったままにしてきた。
ところが、40代半ばを過ぎたあるころ、夏場にまたむしょうに股間が痒くなって、陰嚢(いんのう)の裏をガリガリ掻きむしっていると、皮膚の表面が真っ赤に腫れ上がっていることに気づいた。
そしてその表面の赤い湿疹が空気に触れて乾くと、今度は表皮に白いカス(白色苔)が浮き出てきて、肌がパキパキにこわばってくるようになる。
この白い瘡がめくれたり割れたりすると、そこからすぐに出血してきます。しかも出血したその血の中に大量の菌が繁殖しているため、血を流すとその度にどんどん患部が大きくなっていく。
掻けば掻くほど、どこまでも大きく拡がっていきます。私の場合は陰嚢からペニスへと広がって、そしてまた、その患部を掻いた手で掻いた手で他の頭や背中のほうを触ってしまったことで、さらに全身へと症状が広がっていってしまいました。
それで自分も今度ばかりは本気になって治療に取り組む覚悟を決め、先ずは色々市販の水虫薬を買って試してみることから始めてみたのですが、そこからが実に、長い長い苦難の戦いの始まりとなりました。
・ 市販の水虫薬をいくら塗ってもまったく効かない!
・ 原因は水虫菌ではなく別の菌だった
・ 水虫菌ではなくカンジタ菌
・ どんな薬が効くのか?(効いた薬と効かなかった薬)
・ 傷薬で治せるか
・ フケ・カユミ薬で治せるか
・ 内服薬は飲まないほうがいい
・ 効いていた薬でも一週間ほどで効かなくなる
・ ついに最強の「特効薬」を発見!(しかも激安)
・ しかし最強の特効薬さえもやはり一週間程度で効かなくなる
・ 薬が効かなかったのは「糖尿病」が原因だった!
・ 免疫に勝る薬なし、身体の免疫力を強化しろ
・ 糖尿病の恐ろしさは「白血病」と変わらない
・ 一番大事なことは「自律神経のバランス」の改善
・ 市販の水虫薬をいくら塗ってもまったく効かない!
本腰を入れた治療の始めとして、先ずは薬局で売っている市販の水虫薬を買ってみることにしました。
これまでは薬を買うことがあってもケチってちびちびとしか使っていなかったのだが、それを惜しみなく使ってみることにした。
ただ、余りベットリ塗るのはかえって良くないそうです。それと値段的にも、これまでは高い薬は買わないようにしていたのを、高目の薬も買って使ってみることにしました。
ラミシールプラス、ブテナロックVα、ピロエースZ、ダマリングランデX……といったところを買って、そしてそれを順々に1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月と塗って治療してみた。
ところが、どれを塗っても一向に症状が改善する気配がない。値段はぜんぜん関係がなく、いくら高い薬を使おうがまったく変わらなかった。
・ 原因は水虫菌ではなく別の菌だった
それでさすがにおかしんじゃないかと思って、ネットでさらにググって詳しく調べてみた。
すると……、水虫菌とは違う、別の真菌の存在を知ることとなった。
・ 水虫菌ではなくカンジタ菌
それが「カンジタ菌」という菌の存在だった。カンジタ菌も「真菌(カビ)」の一種なのだが、水虫やインキン、タムシの原因となる「白癬菌」とはまた違った種類の真菌で、やはり人の性器中心に繁殖してかゆみや湿疹を伴う「カンジダ症」と呼ばれる不快な症状を引き起こす原因菌になるのだという。
カンジダ症は普段はそれほど害はないが、免疫力の低下などによって異常増殖する場合があるという。
自分も患部を掻いた手で身体のあちこちを触っているうちに、性器以外にも頭や背中、腕や足など身体中に広がっていってしまった。
そして一度患部が広がってしまうともう、容易に消し去ることはできなくなる。
・ どんな薬が効くのか?
カンジダ菌は他の水虫の治療に使っている薬では効かない場合があり、カンジタには、主に「アゾール系抗真菌薬」と呼ばれる種類の有効成分が含まれる薬でなら、カンジダ菌や白癬菌などの真菌類(カビ)を殺す働きがあるという。
市販のアゾール系抗真菌薬の成分としては、ミコナゾール硝酸塩、イソコナゾール硝酸塩、オキシコナゾール、クロトリマゾールなどがある。
自分が買って、確かに効果があると認められたのは、ミコナゾール硝酸塩の成分の入ったダマリンL、小林タムシチンキb、オキシコナゾールの入ったニュータムシチンキゴールド、それとクロトリマゾールの入ったピロエースW。
この中では小林タムシチンキbが600円程度で一番安い。効き目も高いから効くということはなく、一時は自分もこれで、漸く長い痒みの苦しみから解放される時が来たのかと思って喜んだ。
が……、そう甘いものではなかった。
・ 効いていた薬でも一週間ほどで効かなくなる
一番愕然とさせられたのは、始めのうちは効いていても、すぐに薬の効果が効かなくなってしまうということだった。
それもすべての薬がどれも皆、1週間ほどでまったく効かなくなってしまうのだ。
・ 傷薬で治せるか
真っ赤に腫れ上がった患部はヒリヒリして、肌の表面の薄皮が剥けた状態になっているため、触ると痛い。
なので、いっそ普通の傷薬を塗れば治るのではないかと思って、オロナインH軟膏やアットノンEX、クロマイ-N軟膏、アスター軟膏などを試してみたが、効果はなかった。
炎症なので、冷やして治すアッチQQや冷却シート、コールドスプレーなども試してみたが、やはりダメだった。
・ フケ・カユミ薬で治せるか
それならば、頭のフケの痒みを治す薬、あるいはニキビ治療薬ではどうかと思って、メンソレータム メディクイックHゴールドやアクネス25 メディカルミストbといった薬を使ってみたが、やはり効果はなかった。
アクネスのほうにはサリチル酸という、魚の目やタコの治療に使われる成分が入っていたが、直接イボコロリを塗ってみても治ることはなかった。
・ 内服薬は飲まないほうがいい
真菌治療薬には塗るタイプとは別の錠剤タイプの内服薬もあって、それでこれも一度、「ミゾコ(ケトコナゾール)200mg」という真菌薬を海外からの輸入で購入して試した。
するとこれは効果があって、一時は頭頂部の湿疹が消えてくれそうな感じだったのだが、ところがこれもその湿疹が全部消え去る前に、1週間くらいしたら効かなくなって、結局はまた、元通りの状態に戻ってしまった。
しかしこの内服薬は、その使用を機に、むしろ全身に症状を行き渡らせてしまったのではないかというような感じもあり、患部をすべてきれいに消し去ることができないのであれば、使用は控えたほうがいいように感じました。
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