金もらった議員をしっかり監視しよう
全国が注目する参院選広島選挙区の再選挙が8日に告示されます。JCJ広島支部は、会員や読者のみなさんからこの選挙に関する記事を募集します。ニュース、コラム、写真、マンガなんでもありです。歴史を記録するジャーナリストには今回の選挙は格好のテーマです。主権者としても「広島の恥」を全国にさらした金権政治体質をどう払拭していくのかが問われています。あなたの思いを投稿してください。
1回目は、河井大買収事件を検察庁に告発し、今回の選挙のきっかけをつくった「河井疑惑をただす会」の山根岩男事務局長です。
河井克行・案里夫妻による大規模買収事件。2人とも買収を認め辞職、案里氏の失職、当選無効による参院広島選挙区の再選挙は8日に告示、25日に投票です。
検察は案里・克行両氏を起訴しただけで、お金をもらった被買収者は起訴していません。それをよいことに自民党の公認候補の選対に顔を出し、支援をしようとしている議員もいます。こんなことが許されていいのでしょうか。河井疑惑をただす会は「再選挙110番」活動を呼びかけています。有権者がチェックする活動です。
買収事件では、被買収者も買収者と同様に重罰です。8年前の三原市沖の佐木島を揺るがした買収事件では、現金40万円入りの封筒を渡された区長が、一晩預かり、「やはりまずい金だ」と思って市議に返還しました。選挙後、県警の捜査員は、買収罪は受け取った時点で成立する。「1日預かっただけでも買収」と言い、この区長は罰金20万円、公民権停止5年の罪となりました。中国新聞が「決別 金権選挙」⑤で取り上げています。
3月末の広島市議会の調査会での13人の話を傍聴しましたが、まったく反省の色は見えませんでした。山田春男議長は「一区切り」と会見で述べて、私にはまるで「自由に動いてください」のGOサインに思えました。
被買収の首長・県議・市議は40人です。この人たちは、佐木島の例からすれば、もらった現金の半分の罰金、そして公民権停止です。いったん辞職し出直し選挙で当選している議員も、即、失職です。選挙活動をしている被買収議員=別表=らをみたら、「再選挙110番」090-8245-2273(山根)へ通報してください。