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刑事政策文献情報 2023年10月



▼刑法雑誌62-3

〈刑事政策の回顧と展望〉共同研究の趣旨……太田達也/刑罰論の回顧と展望……太田達也/矯正処遇の回顧と展望―戦後の成人矯正を中心に……浜井浩一/犯罪者処遇(更生保護)の回顧と展望……今福章二/被害者支援の回顧と展望……齋藤実

・少年司法制度の課題と展望……小西暁和

・刑事司法と精神医療……平野美紀

・社会内処遇の展望と課題……小長井賀與

▼早稲田大学社会安全政策研究所紀要14

・社会内処遇におけるシステムズ・アプローチ―私説:更生保護学……生島浩

・矯正行政の展開……大橋哲

・更生保護の制度的発展と息の長い支援法による将来像……今福章二

・刑務所出所者等への住居確保の意義―オランダにおけるアフターケア施設の取組を参考に……石田咲子

・特定非営利活動法人チダラボにおける事業と刑事政策について……千田早苗

▼更生保護74-7

〈信頼関係〉更生保護における信頼関係……藤野京子/信頼関係を築く……岡部昭子/身寄りのない人との信頼関係の構築について……青木康正/社会復帰調整官のスキル―関係諸機関との連携……仲西宏太郎/処遇困難事例における信頼関係の構築―医療少年院の分院と揶揄され……山中教龍/Aさんの保護観察処遇について……上條明彦/より良い信頼関係を築く……和泉光彦/BBS活動における少年との信頼関係の構築……宮入凱士/信頼が為すものとは……川岸広幸

・〈今こその地域活動〉福岡保護観察所管内の保護司会の地域活動について……熊田健一,田中雅子

・〈更生保護からつなげる〉食品ロスで再犯防止を……藤本晴男

▼更生保護74-8

〈民間ボランティアの連携〉つながりを考える―保護司に注目して……大槻茂実/地域の絆で孤立を支えるコロナ禍の豊中市社会福祉協議会の取組から……勝部麗子/専門職とボランティアの連携における精神保健福祉ネットワーク事業―「顔の見えるネットワーク」を目指して……与儀恵子/地域で活動する団体の連携・協働について―更生保護団体と警友会……小西博久/“社会を明るくする運動”における更生保護女性会との連携……森本茂/更生保護施設における更生保護女性会等との連携……山田憲児/保護観察中の少年少女たちとの調理実習……安達ユミ子/三重県における三者連携強化研修を終えて……石川圭一/就労支援事業者機構の取組……神奈川県就労支援事業者機構/更生保護団体四者連携について……田島薫

・〈今こその地域活動〉「秋田県の更生保護」ホームページ開設―ICTを身近なものに……金山智紀

・第73回“社会を明るくする運動”~犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ~キックオフイベントの実施について……法務省保護局更生保護振興課

▼教誨56

・矯正の現状……花村博文

・新任教誨師への助言……脇屋眞一

・〈グループディスカッション〉してはいけない教誨―第56回中央研修会資料

▼家庭の法と裁判45

・<判示事項> 施設送致申請事件において、遵守事項違反の程度、少年の問題性の根深さ、保護観察の経過、医療措置の必要性等を考慮し、医療措置終了後は第1種少年院への移送が相当との処遇勧告を付した上で少年を第3種少年院送致とするとともに、併合審理された暴行、公務執行妨害及び傷害の各少年保護事件については不処分とした事例―静岡家決令和4年9月22日,施設送致申請事件,暴行,公務執行妨害,傷害保護事件

・<判示事項> 特定少年である少年が、ゴミ集積所に置かれたゴミ袋等に放火し、公共の危険を生じさせたという建造物等以外放火保護事件について、犯行の結果等の犯情に加え、少年の性格・行状等を考慮し、刑事処分以外の措置が相当であると認め、少年を第1種少年院に送致し、収容期間を2年間とした事例―大阪家決令和4年9月5日,建造物等以外放火保護事件

・<判示事項> 収容継続申請事件において、薬物依存の影響による心身の不調により少年院による十分な処遇が実施できておらず、仮退院後の就労や治療の実施にも不安が残ることなどの事情を考慮して、申請よりも3か月長い収容継続を認めた事例―千葉家決令和3年5月24日,収容継続申請事件

・〈外国少年司法事情〉北欧(28)スウェーデンにおける軽警備刑務所について……廣瀬健二

・〈少年矯正の現場から〉検察官送致になった少年の処遇調査と処遇―調査センターにおける刑執行開始時調査とユニット型処遇……川越少年刑務所

▼季刊 刑事弁護115

・〈刑事弁護レポート〉閉居罰とはなんと野蛮なものであるか……津金貴康,辻本典央

・〈法律家のための犯罪学入門〉日本の少年司法になくてイタリアの少年司法にあるもの……浜井浩一

▼判例時報2556

・〈判決録:刑事〉麻薬及び向精神薬取締法違反(麻薬と誤認して覚醒剤を自己使用)、大麻取締法違反(大麻所持)保護事件において、本件が常習的な違法薬物使用、所持の一環として行われたこと等を指摘し、犯情の程度は重く、少年院送致も許容されるとした上で、非行性の悪化等を指摘し、少年を第1種少年院送致とし、収容期間を3年間と定めた事例―千葉家決令4・6・24

▼法学セミナー68-8

・生きづらさに寄り添う「地域のチカラ」―第73回“社会を明るくする運動”……法務省保護局

▼警察学論集76-8

〈「世界一安全な日本」創造戦略2022〉創造戦略2022における再犯防止対策―第二次再犯防止推進計画に基づく再犯防止施策……小林隼人

・令和4年の犯罪情勢の概要……岡部隆志

▼月刊生徒指導53-9

・新しい提要、新しい生徒指導(第5回)―第5章暴力行為・第6章少年非行……押切久遠

▼法政研究(九州大学)90-1

・資料:少年刑事司法法典の諸規定を解説する通達(五・完)……フランス刑事立法研究会(訳)


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