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344 「なぜその施策をやるのか?」は多層的に考えた方がいい。(稲田)2023/4/14

製造系BtoBのWeb活用の施策で「なぜそれをやるのか?」に三層くらいの構造で答えられるとちょっと安心します。一層だけだとたぶん何かを見落としているし、観察と分解が足りない。Web活用を支援する側は複層的な視点を同時並行するくらいで丁度いい。

例えば既存客にマーケメールを送る場合。
「リアクションした既存客に営業をかける」だけだと一層にしからならない。リアクションがない場合も下記の効能はあります。

  • 必要になったら想起してもらう(相談)

  • 社内の顕在層に伝わる可能性(ダークソーシャル)

  • 社外の顕在層に伝わる可能性(紹介)

この場合、長期として重要なのは「リアクションを起こさせる」よりも「想起」であることがわかります。

  • 今すぐ客:リアクション→営業

  • これから客:想起

圧倒的に分母が大きいのは「これから客」なので、それを視野に入れて考えるとメール単体の有効性だけでなく、活動の継続性もかなり重要だと理解できるようになります。

その意識がクライアントと共有できると「どう継続するか/リードの想起につながるテーマは何か/そのためのコンテンツは何か」といった話し合いが始まる。メール単発の結果も大切ですが、時間軸も対象ユーザーも複層的に見ることが重要です。そもそも人は複層的な存在なので。

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