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401 カギカッコ内では「。」を使わない。(稲田)2023/9/25

こちらの記事が興味深かかったです。

ちょっと長いですが引用します。

『なぜ、LINEで「。」を使わない人が多いのか』より引用

文の終わりだからかならず句点「。」をつける。
それが国語の時間で学んだルールですが、現実には句点「。」がつかない文が増えてきています。
たとえば、箇条書きで列挙するときに、ふだん句点「。」を使っているでしょうか。

https://diamond.jp/articles/-/329369

【Before】
転職にはメリットだけでなく次のような給与面でのデメリットもあります。
・転職前より給与が下がる場合がある。
・退職金や企業年金の額が減ることがある。
・退職時期によってはボーナスが支給されないことがある。

【After】
転職にはメリットだけでなく次のような給与面でのデメリットもあります。
・転職前より給与が下がる場合がある
・退職金や企業年金の額が減ることがある
・退職時期によってはボーナスが支給されないことがある

https://diamond.jp/articles/-/329369

(教科書ふう)
「今週の後半から雨の日が続くでしょう。」と気象予報士がブログに書いていた。「来週のはじめには台風が上陸するおそれがあります。」
(新聞・雑誌ふう)
「今週の後半から雨の日が続くでしょう」と気象予報士がブログに書いていた。「来週のはじめには台風が上陸するおそれがあります」。

https://diamond.jp/articles/-/329369

ぼくもLINEやチャットでの投稿や、テキストコンテンツでの箇条書き、カギカッコ内のセリフでは「。」を使いません。Webコンテンツではそのルールで通しています。出版社時代にそう習ったのもあるけれど、これまで親しんできた小説やエッセイや漫画に倣っている面もあると思います。

村上春樹のデビュー作『風の歌を聴け』

関係ないけれど、村上春樹のデビュー作『風の歌を聴け』ではカギカッコ内で「。」を使っていてちょっと初々しいんですよね。次作からは改められています。

「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」
僕が大学生のころ偶然に知り合った作家は僕に向ってそう言った。僕がその本当の意味を理解できたのはずっと後のことだったが、少なくともそれをある種の慰めとしてとることも可能であった。完璧な文章なんて存在しない、と。

『風の歌を聴け』村上春樹

漫画の吹き出し

漫画の吹き出しでは「。」をつけないのがスタンダードですが、たしか小学館の漫画はついているんだよなあ…と調べてみたら、10年前にデイリーポータルZが詳細な記事にしていました。さすが。

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