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自分を変えてしまった本たち

本をきっかけに考え方や生活が変わったことがある。それ程に本の衝撃が強かったり、面白かった本がいくつかある。今回は自分にとってのそんな本を5冊ほど紹介してみる。

ファスト&スロー

社会人になって転職してから「もっと勉強したいな!」と思った。「もっと勉強しなきゃな」だったかもしれない。その時に、「社会人 読むべき本」とかでググって色々読んでみた。
中でも個人的に衝撃が大きかったのはこれ。

ざっくり言えば、「人間の直観的な判断は間違っていることも多々あるんだよ!」って話を色々まとめてある本。そういう知識への興味関心が強いから楽しく読めたかもしれないけれど、それでも上下巻含めてそれなりのページ数だし、後半は流石に疲れたし飽きたな、、ってなった記憶はある。けれど、読んで良かったと思っているし、驚きの連続で楽しかった。そして、そういう人間が判断ミスしやすい場面で気を付けるように変わったなと度々思う。

睡眠こそ最強の解決策である

俺を睡眠信者にしてしまった本。
多分この本買ってからめちゃくちゃ酒飲む量が減った。「酒は飲むな、飲んでも昼にしなさい」みたいな話があって、(そりゃ無理だろw)とは思いつつ、でも酒減らそう!ってなった。結果、今は水ばっか飲んでるw

元々、学生時代には「眠る時間がもったいない!睡眠時間を減らすぞ!」と思って  3時間睡眠を試してみたり、新社会人の時は仕事の量の問題で 6時間寝れたら良い方で4時間半でもしゃーなし、みたいな時期もあったのだが、やっぱ睡眠大事だねってこの本読んで思った。
ちなみに 3時間睡眠を続けるとマジで気持ち悪くなって体調ボロボロになったから俺は 4時間半が最低ラインかな、、とか思ってた。今は7時間半寝るぞ!時間だけじゃなくて質も高めるぞ!!って感じ。

こういう類の本の信ぴょう性ってのは難しくて、将来的には正しいことが変わるってのも多々あるけれど、睡眠不足のデメリットとか、睡眠の仕組みとか分かりやすく書いてあってめちゃくちゃ勉強になった。

幸せになる勇気

嫌われる勇気、の続きのやつ。
これを読んだ時は「へぇ~、まあ俺には関係ないか」って思ったけれど、それ以降幸せとか幸福度みたいな本を読むと度々出てくる考え方で、そうなのかもしれないし、ちょっと興味出てきたな~と思っている考え方がある。

それは、主語が「わたし」から「わたしたち」になると世界が変わる、的な考え方。

この本では「人を愛して、その人と一緒になることで主語が変わって、世界が変わって、また別の次元の幸せとか不幸みたいな場所に辿り着く」みたいな文脈で出てくる。
一応自分の前提の話を少しだけすると、変わらず俺は恋愛する気はそんなに無いし(大学生の頃に捨てたw)、今もその気持ちはそれ程変わっていない。けれど、恋愛という言葉は一旦置いといて、自分本位な世界から主語が少し広がることで世界の見え方が変わるってのは当然あるんだろうなと思っているし、それによってしか得られない幸せみたいなものは確かにあるんだろうな、とは今はちょっと思ってたりする。

結婚なんて絶対にしないとずっと思って生きてきたけれど、結婚という形になるかは置いておいて、誰かとの共同生活みたいな未来はもしかしたらあっても良いのかもしれない、くらいには今は思ってる、気もする。
そんな風に変わるキッカケになった本の1つ。

最貧困女子

これは単純に衝撃だったのと、世界の見え方がちょっと変わったな、って本。
好きな漫画の話でも出てきたルポライターの鈴木大介さんの本。

元々は何かのネット記事をたまたま見つけて読んだのがきっかけ。知らない怖い世界を垣間見た気がして、このライターさんが出している本を怖いもの見たさやそういう好奇心で読んでみたいと思って買って読んだけれど、読み終わった後は物凄い何とも言えない感じになった、感情が。ざっくり言語化しちゃうと無力感を凄く感じたのと、自分は平和だなと改めて実感した、みたいな事だけれど、それ以上になんかこう、、闇に飲まれた感じはある。

最貧困女子を救いたいと思う同情というか偽善者的な何かを感じつつ、俺なんかには何も出来ないなという無力感。「世界平和」って聞くと世界のどっかの国の貧しい人たちを想像していたけれど、日本にも平和が訪れていない人が五万といるという恐ろしい現実。(いや、結局自分にとっては他人事だから現実ではない訳だが。)そして、それが平成になっても令和になっても自然と解消されるものではなく、まだまだ続いていく未来が見えてしまって切ないとも悲しいとも言えない、虚無感というか、、なんかそんな感じ。

解決したいし、少しでも手を貸したいと思うけれど、俺に何が出来るのか、世界が変わらなきゃ何も変わらない、、俺が世界を変えられるのか、それに手を貸せるのか、、、みたいなことを本を読んでから何週間か本気で色々考えた記憶すらある。

今見ているドラマ「真犯人フラグ」の中でこういう台詞があった。

「あんたさ、本気で世界を良くしたいって思ってるんだね。それはさ、傲慢だよ。(中略)手の届く範囲は限られてる。遠くに手を伸ばせば、近くが疎かになる。でも、本当に守るべきものは目の前にあるんだよ」

これを聞いた時、この本の読後感を少し思い出した。やっぱ救えないのかな、と。(ドラマではこの本みたいな話は全く無くて、違う文脈で出てきた台詞ではあるけれど。)
でもさ、誰かが救わなきゃ、誰かが少しでも手を貸さなきゃどうすんのさ。どうしようもないよね、で終わらせちゃって良いのかね、って思うは思うけれど行動には移さないのは、結局他人事で偽善者だからなのかもしれないね。知らんけど。

ちなみに、老人喰いも面白かったけれど、老人を救いたいとはあまり思わなかった気がする。色んな正義があるよな、みたいな。

マインド・コントロール

ハヤカワ五味さんが twitter で読んだと言っていて興味を持ったので読んでみた本。
現代にも存在しているマインド・コントロールの話、みたいな感じ?宗教的なところから家族内でも発生しそうなちょっとしたこと含めて色々というか、基本的なこと?をいい感じに紹介していた記憶。

これ以来、漫画とか読んでて「あー、やっぱこういう風に洗脳するんだな~」とかすごい思うようになったので、世界の見え方が若干変わったのは否めない。自分がコントロールされないためにも、他人をコントロールし過ぎないためにも気を付けようとか思ったりもする。

さいごに

人間の仕組み、みたいな話は好きなんだろうな、と改めて思う。脳についてとか、そういう本も好き。
あと最近は幸せ関連の本を割と読んだりしてるかも。それも、仕組み的なところ。「幸せのメカニズム」は理系っぽい感じで幸せについて色々まとめてくれていて凄く読みやすいし面白かった。

その他にも単純に面白かった本とかは色々あるのだけれど、またそれは機会があったら書こうかなと思います。

最後まで読んでくれている人がいたら、それは本当にありがとう!!
どの記事でもそう思っているけれど、たまにはそれをそのまま書いてみるw

あと、最近記事に見出し画像を付けてみてる。
note の機能で「みんなのフォトギャラリー」の画像を使うことが出来る。あんまり種類ないけれどw
使っているイラストは割と気に入ったので、本関連の時は毎回これでも良いかなって感じです。


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