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詩仙堂:皐月/躑躅/紫蘭/都忘れ

詩仙堂は、京都市左京区一乗寺にある曹洞宗の寺院で、現在は丈山寺とも呼ばれています。この場所は江戸時代初期の武将・文人である石川丈山が晩年を過ごした山荘跡です。
詩仙堂は以下のような特徴を持っています。

  1. 歴史: 詩仙堂は石川丈山が寛永18年(1641年)に隠居のために造営した山荘です。丈山はここで詩歌三昧の生活を送り、寛文12年(1672年)に90歳で亡くなるまでこの場所で過ごしました。

  2. 四季折々の風景: 詩仙堂は自然に囲まれた静かな場所であり、春にはサツキや青もみじ、夏にはハナショウブやキョウガノコ、秋にはススキやシュウメイギク、冬には雪景色など、四季折々の風景を楽しむことができます。特に秋の紅葉は美しく、静寂の庭園に響く丈山考案の鹿おどし(僧都)も日本ならではの風情を演出しています。

  3. 詩仙の間: 詩仙堂内には「詩仙の間」と呼ばれる一室があり、中国の詩家36人の肖像が掲げられています。この部屋から「詩仙堂」という名前が広まったと言われています。


石竹色の花が皐月、赤い花は躑躅
紫蘭
白い花が、都忘れ


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