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夏の軒下に吊るすものといえば風鈴。ですがもうひとつ、江戸っ子に人気の “吊るす観葉植物“があります。今回は「釣りしのぶ」のご紹介です。 ざっくりと釣りしのぶの作り方を書きましたが、材料となる山苔やしのぶを探すのも、山苔が崩れないよう成形するのも、葉が出てくる場所を予測しながらしのぶを巻き付けるのも一筋縄ではいきません。各工程で職人の観察眼や技術が大変に問われるものでした。 釣りしのぶは、江戸の庭師が趣味で作ってみたものを出入りしていた屋敷へ、お中元として贈るようになったの