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ECメモ 001 出店前の準備前編

皆様日々お疲れ様でございます。

とても寒い日が続きますね。

体調には気を配り、何卒ご自愛ください。

※当ノートはこれからEC業界に飛び込もうとする方、既にEC業界で活躍している方やもっと売上を伸ばしたい!というような方を含め、私自身の知識の保管庫として日々の記事を執筆して参ります。

本日は《出店前の準備》についてお話し致します。

アジェンダは以下になります。

①業務形態 / 立場の再確認
②扱う商材に関連したこと
③どのモールを利用するのか
④必要な書類は?

前回の記事で
ECについて軽く触れております。
そもそもECとはなんぞや?という方は前回の記事をご参照ください。

またその中で
・モール型ECサイト
・自社ECサイト
この2点についても触れております。

ひとまず当分はモール型ECサイトを前提に考えて話を進めて参ります。

MakeShopやBASE、STORESなども
いずれ触れていきたいと思います。

・出店前準備

①出店するあなたの業態、立場は?

出店前に決めないといけないことはいくつもあります。
当たり前の事ですが、出店するあなたの立場がどういうものかを今一度考えないといけません。

個人事業主なのか法人の代表取締役か
主婦なのか新しく立ち上げるEC事業の担当者か

それによって今後の手続きや運営方法も変わってきます。

例えば、個人事業主や代表者ならば全ての決裁権はあなたにあります。

あらゆる責任はあなたに帰属し、利益はあなたがコントロール出来るでしょう。

一部署の担当者であるならば、あなたに与えられるのは一部の決裁権であり、責任は大きくありません。
どれだけ売上を上げてもあなたのお給料に反映されるかは分からないでしょう。

主婦の方ならば、税金をどうするか家族と話し合わなければならないかもしれません。

そういう様々な要素でECに対する注力度も自然と変わってきます。

今一度、出店するあなたの立場を確認し、理解する必要があるでしょう。

さらにあなたの業態は?

あなたはメーカーとして出店しますか?
それとも卸売業?

メーカー、いわゆる生産者であるならば
出店してから売上はそのほとんどが利益になります。

値引きも自由に行えるし、販促費も比較的多く出すことが出来ます。

ただし、EC運営だけではなく、商材を産み出さなければならないため
リソースの全てをECに注げるわけではありません。

一方で卸売業ならば、あなたはメーカーから買った商品をECで販売していくことになります。

メーカーと違い、仕入れ値がかかるため利益率はメーカーと比べると高くはないでしょう。

値引きの幅も狭くなり、販促費も自由に出せるわけではなくなってしまいます。

ただ、生産業務はなくEC運営に多くのリソースを割ける状態でもあります。

リソースを割けるということは、それだけたくさんの施策を行い、素早く売上を上げていくことが出来るでしょう。

メーカー出店例)
お米農家の方が出店し、EC運営をしていれば
メーカー出店となり売上が直接利益になります。

ただ、田植えや稲刈りなどの時期になれば、どうしてもその時期はEC業務が疎かになりがちです。

ECの分野において人を雇えるのであれば
この問題は解決し、順調に運営していけるでしょう。

卸売出店例)
セレクトショップの方であれば
ブランドから商品を仕入れて、それを販売する形になるため
販売価格−仕入れ値=利益
という風に利益が仕入れで削られてしまいます。

ただあなたは年中ECで活動が出来るため、人件費もかからず、決まったサイクルで売上を作っていけるでしょう。

あなたがECサイトに出店する場合
あなたの立場と業態が出店する前の段階でとても重要であることがお分かり頂けましたでしょうか。


②商材

さてお次は、何を販売するのか。
ということです。

勿論商品がなければ商売は出来ないため
先ほどの立場や業界以上に必要なものです。

食品、生活雑貨、日用品、服、車用品、ペット用品、スポーツ用品、電化製品、書籍

様々なカテゴリーがネットショップには存在します。

あなたが取り扱っているもの、あるいは取り扱う予定があるものは何か。

それによって有効的な施策は変わってきます。

本筋とはズレますが
いわゆる"せどり"と言われる業務形態であれば
商材は基本的には縛りがありません。
好きな商材を取り扱うことが出来ます。
ただし、せどりをガイドラインで禁止しているモールは多いのでその業務形態で運営していく場合は
ガイドライン違反で急に退店措置を取られたりすることもありますのでご注意ください。
※法律で禁止されているわけではありません。

単価の安い商品を扱う場合
比較的、衝動買いされやすい傾向にあります。
そのため、より広く多くの人に見てもらうことを優先した施策が必要になってきます。

一方で単価の高い商品は安いものと比べて衝動買いはあまり起きません。
お客さんによってはタイミングを見計らうでしょう。

昨今のモールでいえば、ポイントの付与が高い日などもそうです。

そういったタイミングに合わせたクーポンの施策などが有効になってくるでしょう。

また、取り扱う商品はどこに保管しますか?

倉庫を借りるのも一つですが
近年のモールには提携している業者や自社の倉庫を提供してくれるサービスもあります。
費用は掛かりますが、比較的安価で使って頂けるので、倉庫を別で用意するぐらいなのであれば
そのサービスの利用を検討してみてもいいのではないでしょうか。

次回

③どのモールを利用するのか?
④必要な書類は?

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