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2021/05/21 はじめること、つながること

何かを新しくはじめることがすごく好き。

そして誰かが何かをはじめる瞬間が好き。

その世界に一歩踏み出して、目が輝くのがわかる。心の中に火が灯るのがわかる。未来への妄想が膨らんでワクワクしていくのがわかる。

僕はそんな人の横で伴奏できる人間になりたい。

できなかったことができるようになる

何かをはじめることは簡単なようで簡単ではない。真面目な人ほど理由もお金も時間も必要で、そこで挫けてしまう人も多い。

だったら全部自分ではじめる必要はない。ピアノを弾きたいという人に楽譜の読み方や音楽理論から叩き込む必要はない。

人差し指一本で「ド」の音を鳴らし続けるだけで音楽ができるところから一緒に楽しめばいい。

楽器が弾けなくても10分で作曲できるよってところから音楽ができる瞬間を感じてもらったほうがいい。

「ちゃんとできる」とか「仕事にできる」とかそういうことを意識する前に

「できなかったことができるようになる」

という瞬間をいかにドラマティックに自分の中に刻み込むか、それが大事。

器用貧乏のチカラ

僕はとってもたくさんのことをかじっていて、それが自分の中でのチカラであり、コンプレックスであったりもする。

プロにはなれないってわかっていても、自分の手を動かして何かに挑戦してみたくなる。それは多分「何かをはじめる魅力」に取り憑かれているのだと思う。

そんな自分が誰かのためにできることは、一緒にその「何かをはじめる魅力」を感じる瞬間を創ること。そしてその人が「できない」と思っていたことを「できるかも」に変わる瞬間を創ること。

どこまでも教えることはできないけど、人生がちょっとだけ豊かになる瞬間を増やしていけたら、こちらも嬉しい。

自分の音

誰かの真似をしたり、やり方をショートカットしたり、やりたいことの瞬間に触れた時にそれが「自分の音」になっていくかどうかもとても大事。音楽だけじゃなくてライティングだったりプログラミングだったり知識が深まってくるとどんどんと自分のやり方みたいなものが見えてきたりする。

自分自身から湧き上がった想いを少しでも表現できた時、すごく気持ちが高まるのを感じる。そんな体験をしてほしい。

つながる

ひとりで何かを極めていくというのも大事だけど、みんなで集まって一つの大きいものになっていくのはもっと気持ちいい。オーケストラのように一つ一つの音はシンプルでも、全体がうまく交わって音楽になった時の一体感は大きな力になる。


指揮者になる

僕はまだ一歩を踏み出せていない人の伴奏をして、自分の音を出し、みんなで一つの音楽を創り上げるような存在になりたい。その道のプロの人たちには到底及ばない力かもしれないけど、みんなそれぞれがちょっとずつその楽しさに触れて人生が少しだけ豊かになるお手伝いができたら嬉しい。

僕自身がこれまでコンプレックスに感じてきた「主役になれない」は、みんなで集まって「みんなで主役」になればいいってようやく気がついた。だからこれからもたくさんの新しいことに挑戦するし、たくさんの人と話して後押しをしていけたらいいなと思う。

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