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東京は地方を求め、地方は東京を求める

東京と地方に仕事で関わり始めて感じたこと

それは、東京は地方のリソースを欲しいと思っている一方で、地方は東京の市場にアクセスしたいと思っている、ということ。

東京が欲しい地方のリソース

地方には東京にないものがたくさんある。

例えば、今自分が関わっている新潟の上越エリアは山も海も川もある、とても恵まれたエリアだ。

少し北に車を走らせれば日本海側にたどり着き、新鮮な魚介類にありつける一方、南には雄大な妙高山があり、この季節には多くのスキーリゾート客でにぎわっている。

現地で味わえる魚介類の新鮮さは東京と比にならない。やはり、鮮度が重要な食べ物ほど、現地で食べる方が美味しいに決まっている。

このような地理上の利点に関して、地元の方は常に触れているものであるため、気づかないことが多い。

地方が欲しているBig市場

一方、地場の企業が欲しいのは大きな市場である。

人口減少社会の煽りを最も食らっているのは地方自治体であり、人口が減れば減るほどマーケットのパイが縮むのは避けられない。

そのようなマクロ環境において、東京ないしは海外の大きなマーケットに打って出るのは有望な選択肢の一つ。

実際に地場の企業も、どうやったら大市場に進出できるかを常に模索している状況。

東京と地方を往来する意義

東京のコロナ感染者が増えれば増えるほど、東京と地方の分断が進み、お互いの良さが見えにくくなってきたように思う。

そこで今後必要になってくるのが、有機的に地方と東京(ないしは海外)をコネクトする人材である。

地方に理解ある東京の人材が地方に対して具体的に「人・金・知識を提供」することが最も重要。

それが、地方企業の持続的発展につながり、地方創生の一助になるのではないか。

個人的にも「地方・東京・海外を交差させる働き方」は知的好奇心が満たされるだけでなく、事業創造や課題解決のアイデアが多分に得られる点で、非常に面白いと思っているところです。

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