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北関東大会閉幕

一昨日に都市対抗が開幕し、まだ4試合しか行われていませんが、どれも面白く見応えのある試合が続いています。

そんな都市対抗ムード(?)一色な今日ではありますが、以前書いて出しそびれていた北関東大会の記録をせっかくなのであげておこうかと思います。


〜 〜 〜

先日、太田市運動公園で行われた
「第95回都市対抗野球北関東大会」が閉幕しました。

とてもとてもアツい試合ばかりでした。

嬉しさ、悔しさ、色々な感情が入り混じりますが、
まずは無事怪我人もなく大きなトラブルもなく
大会が終わったこと、
本当に良かったなと一観客ながら感じます。

全試合現地で見てるわけでもなんでもないので
大層な振り返りは出来ないのですが、
期間中感じたことをせっかくなので
記録しておきたいと思います。

そして読んでいただく前に語弊を招かないように、私のことを少し。
私は“日立市“の街も好きですし、そこに拠点を置く日立製作所野球部も応援しています。そして同じくらい茨城を拠点に活動している日本製鉄鹿島野球部はじめ、茨城トヨペットや茨城日産、挙げるとキリがないので割愛させていただきますが、JR水戸など多くのチームをこれからも応援していきたいなと思っています。
今大会の結果をご存知の方も多いと思います。
もし仮に私が“日立オンリー“で応援しているという認識だけを持たれていると語弊を招きかねない感想もあるかと感じ、補足させていただきました。


さて、まず見出しを入れるのが難しいぐらい、
絡み合った大会でした。

でも本当にどこからどう振り返っていいものやらと言わんばかりに、1試合毎に大きな動きがたくさんあった印象です。
おかげで心臓がまた強くなった気がします。笑


第一代表決定戦 準決勝

まず最初にインパクトがあったのは、
この試合なのではないでしょうか。

6月6日に行われた2試合。

第一試合日本製鉄鹿島対SUBARU 、
第二試合
日立製作所対エイジェック

どちらも最後の最後まで点が動いた試合でした。

まずは第一試合の日本製鉄鹿島対SUBARU。
8回裏まで0−0で進み、先攻のSUBARUが8回表までノーヒットながら、9回表に2点を挙げ勝利した試合。

そして第二試合の日立製作所対エイジェック。
1回裏にエイジェックが先制点を挙げ、5回表に日立が2点を入れ逆転したのち、9回裏にエイジェックが2点返しサヨナラした試合。



この試合結果により、太田市・SUBARUと栃木市小山市・エイジェックが第一代表決定戦に進出。
また鹿嶋市・日本製鉄鹿島と日立市・日立製作所が第二代表決定トーナメントの初戦に振り当てられました。

私は現地ではなく配信や一球速報で試合を追いかけていましたが、そんな私でさえも最後の一球がとても遠く感じる試合で、実際は想像する以上の接戦だったのだろうと思います。

そして日立製作所と日本製鉄鹿島が敗者復活(第二代表決定戦)トーナメントの初戦に回ったことは衝撃的に感じる方も多かった印象でしたし、とても大きな緊張感が生まれた瞬間だったのかなとも感じます。


第二代表決定戦 初戦

怒涛の第一代表決定戦・準決勝の翌日。
予選の時の流れは残酷だなと感じずには居られない程、あっという間に次の試合がやってきます。
しかもその試合に負けてしまえば、都市対抗の本戦には出れない。
毎年のことではありますが、どのチームを思っても胸が痛みました。

この日、6月7日(金)のカード(対戦)は
第一試合茨城トヨペット対日立製作所、
第二試合
茨城日産対日本製鉄鹿島。

この日はなんと茨城県勢のみの試合となりました。
そして第二代表決定戦の初戦に4チームいるということは、北関東の枠は2枠なので、茨城県勢は出れても1チームのみと確定したことになりました。
(もう1枠はエイジェックとSUBARUで争います。)

第二代表決定戦の決勝へ進めるのが、日立製作所・日本製鉄鹿島・茨城トヨペット・茨城日産の中の1チームのみ。
見方を変えると、決勝へさえも進めないチームが3チームあるということになりますね。

予選の内容や仕組みの文だけで表そうとして、二重表現、三重表現になりつつありますが、数を打たなきゃ始まらないと思っている派なのであたたかく見逃してください。笑


さてまずは第一試合の茨城トヨペット対日立製作所。
6回表に茨城トヨペットが3点を先制、6回裏に日立製作所もすぐ1点を返しますがその後試合は動かず、茨城トヨペットが勝利。

そして第二試合は茨城日産対日本製鉄鹿島。
4回表に日本製鉄鹿島が1点を挙げ先制しますが、4回裏に1点を返し茨城日産が早くも追いつきます。6回表に日本製鉄鹿島が再び1点を挙げ勝ち越します。ですが9回裏、茨城日産の先頭バッターが初球をホームランにして1点と追いつき、その後また1点が入り、茨城日産がサヨナラ勝ち。


日立製作所は前日第二試合を終えて翌日に第一試合と、なかなかハードなスケジュールだったなと思いますし、2年連続の予選敗退。
2年連続で本戦を逃すのは2006年と2007年の2年間ぶりなので、約17年ぶり。

日本製鉄鹿島は一昨年、昨年と本戦に進み、日立市長杯では2年連続で優勝するなどの成績を残していましたが、今年の都市対抗は予選敗退に終わりました。


日立製作所と日本製鉄鹿島、茨城県の社会人野球チームといえばこの2チームが印象強い方も多いチームです。
なんせ日立製作所は40回、日本製鉄鹿島は22回本戦出場を果たしています。
その強豪とも称される2チームが第二代表決定戦の初戦で敗れる。
茨城県勢への印象が大きく変わった1日と言ってもいいような気がします。

そして見事勝利した水戸市代表・茨城トヨペットと、同じく水戸市代表・茨城日産。
今までの茨城県大会や北関東大会などで日立製作所や日本製鉄鹿島と対戦した時、だいぶ僅差に感じる試合も多かった印象で、年々レベルが高まってきていてとても勢いのある印象があった2チームだったので、ようやく勝ちという結果が残ったのだなと烏滸がましいかもしれませんが、感動しました。

茨城のチームが強くなっていく、そんな印象をより受けました。
同じ地区に強豪が増えることは一方ではあまり嬉しく思えない日もあるかもしれませんが、北関東地区や茨城県が黒獅子旗に近づいたり、地区や各チームの魅力がより一層増すことに繋がると感じるので、とても嬉しい気持ちになりますね。



第二代表決定戦 準決勝

6月8日(土)の第一試合
水戸市代表の茨城トヨペットと水戸市代表の茨城日産の対戦
水戸市同士の対決ということで、エール交換で両者が「フレーフレー水戸」と伝え合ってるのがレアで、個人的にはとても良いポイントでした。笑

この日はようやく現地に行って観戦することができました。

私は応援も好きなので、現地だと応援を楽しみすぎて何があったかあまり明確に思い出せないという失態。笑

この試合では茨城トヨペットのスタンドへ。
茨城トヨペットは昨年からブラスバンドを中心とした応援団が活動を開始し、みなさん素敵な空気感で応援されていて、こちらまであたたかい気持ちになるようなスタンドでした。とても楽しい応援席でした。

この試合の最終スコアは4-6と茨城日産が勝利。

この試合を勝ち、次の試合を勝ち抜けば都市対抗。
そうなれば両チーム共に初出場となりますし、両チームの拠点である水戸市も都市対抗には初出場となります。
また両チームが水戸市を代表しているため、どちらが勝っても水戸市が第二代表決定戦決勝に出るのは決まっていました。

水戸市は学生野球の父とも呼ばれ、「一球入魂」という言葉を生み出された早稲田大学野球部初代監督の飛田穂洲さん(水戸一-早稲田)の出身地であったり、現在の早稲田大学野球部監督・小宮山監督が選手として野球部に在籍されていた時期に監督を務められた石井連藏さん(水戸一-早稲田)が通われていた水戸一高があるなど、学生野球やアマチュア野球を始め野球の歴史にゆかりのある街でもあります。
その水戸市がまだ都市対抗には出場していない驚きと同時に、初出場への期待がより一層増した北関東大会になりました。


この試合は茨城日産が茨城トヨペットに勝利したことにより、茨城日産が第二代表決定戦決勝への進出が決定しました。



代表決定戦 決勝

6月8日(土)の第二試合はエイジェック対SUBARUの第一代表決定戦決勝。
いよいよ北関東地区から都市対抗本戦へ出場するチームが1チームが決まります!

この日は休日ということと、大会開催地域の代表チームである太田市代表のSUBARUの試合ということ等もあり、スタンドは超満員。
私は北関東大会の代表決定戦決勝を実際に観るのはこの日が初めてで、一つのプレーが起こる度に球場には大きな歓声が広がり、その空気に圧倒されていました。

ただ私は暑さにやられて、5回で泣く泣く帰ることに決めたので、今年も代表決定の瞬間は見ることが出来ずに終わってしまいました。
熱中症で倒れても洒落にならないので、この判断は我ながら賢明だったと思いますが、
北関東地区を応援しているにも関わらず、その地区の代表決定の瞬間をまだ一度もこの目で見れていないので、またどこかでリベンジしたいです…!


少し話が逸れてしまいましたが、この決勝戦のスコアは4-1でエイジェックがSUBARUに勝利。
SUBARUが初回1点を先制したものの、徐々にエイジェックが点へと繋げていき見事勝利。

エイジェックはチーム史上初の第一代表を決めました!

またこの翌日6月9日(日)に行われた茨城日産対SUBARUの第二代表決定戦では、茨城日産が先制するなど活躍も目立ちましたがタイブレーク(延長戦)に突入し、惜しくも敗れ、SUBARUが勝利。

SUBARUは2年連続の出場を決めました!



茨城県勢は惜しくも全チーム敗退となりましたが、水戸市の2チームの活躍が今まで以上に目立った印象でとても楽しい大会でした。



頑張れ北関東勢!


茨城茨城と言っている私ですが、北関東のチームも応援しているので都市対抗での活躍を見れること、とても楽しみです!



2チームの試合日時や補強選手を簡単に書いておきますね。

第一代表 栃木市・小山市代表 エイジェック
初戦 7月24日(水)第三試合(18:00試合開始予定) 対日本製鉄瀬戸内

補強選手
中島悠貴投手(茨城トヨペット)
樫村昌樹内野手(日本製鉄鹿島)
野中祐也内野手(日立製作所)

第二代表 太田市代表 SUBARU
初戦 7月21日(日)第一試合(10:00試合開始予定) 対JFE西日本

補強選手
青野善行投手(日立製作所)
佐田健介投手(日本製鉄鹿島)
生田目忍外野手(日本製鉄鹿島)


エイジェックに選ばれた茨城トヨペットの中島投手ですが、茨城トヨペットから補強選手が選ばれるのは初めて!
偉業ですね。

他にも日立製作所、日本製鉄鹿島からチームの中心で活躍されてるみなさんが選ばれました。


SUBARUはいよいよ今日初戦を迎えます。
SUBARUとエイジェックが勝ち進んでゆくことを祈ってます。

また都市対抗全試合は毎日新聞の特設サイトで無料で配信されるので、ご興味のある方はぜひ覗いてみてください!


そして東京ドームにもぜひ!


開幕戦前のまだなにも書かれていないボード

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