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不妊治療クリニックへ行ってみる/不妊治療#2

自宅からほど近い産婦人科に通って早数か月が過ぎた。
処方された漢方薬も効いてるのか効いてないのかいまいち分からない。
タイミングをとっても結果に落ち込む日々が続く。
そして何より私の体に問題があるのでは?

このままじゃいけない気がして、不妊治療専門のクリニックを受診することにした。

不妊治療クリニックを探す

これ、難しい。
不妊治療をしていることは夫しか知らないから、知り合いに聞くなんて出来ない。
不妊治療は仕事との両立も非常に難しいとも聞くし、まずは通いやすい立地じゃなきゃ無理だった。

  • 勤務先から近いこと(徒歩圏内、あるいは電車で2~3駅までなら許容範囲)

  • 予約が取りやすいこと(普通の産婦人科でさえも1時間以上待つのが普通になってしまっているけれど、毎回2~3時間待つのは辛い。そして初診が1か月以上先になるのも辛い・・・。)

  • 口コミが良さそうなところ(本当か嘘かなんて分からない・・でも口コミ数が多くてそれなりに高評価だったら信じるしかない・・・という気持ち)

ド素人の今の私が判断材料にできるのはこの3点くらいしか無かった。
ひとまず初回受診してみて、合わなさそうだったらまた考えよう。まずは受診をするのが第一だ。
そんなこんなで2週間後くらいの土曜日がちょうど空いていたので夫と受診することにした。


土曜日の午前中、クリニックの待合室は夫婦でいっぱいだった。
私たち夫婦と同年齢、もしくは私たちより若いんじゃないか、くらいのひともいる。
みんな人に話さないだけで、不妊治療をしている夫婦がこんなにたくさんいる・・・・。
自分も含めて、だけれど、こんなにたくさんの人がつらい思いをしているのだなと思うと少し気持ちが沈んだ。


初回の検査をする

初診では看護師さんと先生の話を聞いて、そのまま初回検査をしてもらうことにした。(予約時からそのつもりでいた。)
私は血液検査と超音波での状態確認。
夫は血液検査と精液検査。
精液検査は本当は事前予約が必要だったようだけど、ちょうど枠が空いていてその日にそのまま検査できるとのことだったので、検査をすることにした。

この精液検査、SNSや他の方の不妊治療記では「(男性にとって)とても屈辱だった」とか「夫が怒って検査を拒否した」だとか見ていたので、もちろんクリニックを予約する時点で「こういう検査があると思うよ」とは伝えていたものの、夫は大丈夫だろうか・・・と不安だった。
看護師さんに連れられて、個室で採取するというのは、女の私には到底分からないけれど、でも男性にとっては精神的な面でも負担がかかるだろうなと思っていた。

そんな私の心配を感じ取ったのかどうかは定かではないけれど、夫は嫌な顔1つせずに看護師さんに連れられて扉の向こうに消え、しばらくしてからこれまた文句の一言も言わずに戻ってきた。
後日夫に「実は夫さんが検査嫌がるんじゃないかと思って心配だった」って言ったら「僕、そういうことは全然気にしないから」と言っていた。(私が夫に対して凄いと思うところ、そして本当にありがたいと思うのはこういうところ。)

精液検査の結果はその日のうちにわかり特に問題なく、血液検査の結果は1週間経ってからまた来てくださいとのことだった。

結果、夫側には問題がなく、私の甲状腺ホルモン値に問題があるということが分かった。
TSH(甲状腺刺激ホルモン)の数値が高く、まずは一回不妊治療を休んで、甲状腺の病院で詳しく診てもらってくださいとのことだった。

なかなか不妊治療に専念できない。
けれど一つ一つ乗り越えていくしかない。

紹介状をもらい、甲状腺専門の病院に行くことになる。

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