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フェムビュー検査を受ける/不妊治療#4

血液検査で甲状腺の値が引っかかってから1か月ちょっと。
不妊治療再開GOサインが出た。


次は・・・フェムビュー検査!
この不妊治療クリニックで、不妊治療の保険診療を始めるためには、このフェムビュー検査を行わなければならない。

生理食塩水と空気の混合液を子宮膣内に流し込み、卵管の通過性を調べるらしい。
また、この検査は午前中のみしか行えない検査とのことで、平日朝イチで予約。
(仕事は遅刻して行くことに。)


いざ、フェムビュー検査

内診台に上がる。
造影剤を注入してX線透視をする子宮卵管造影検査はとても痛いという感想がWEB上のあちらこちらで見られたけれど、フェムビューのほうは「痛くなかった!」という感想が多く、わりと安心していた。

器具が体内に入る。普段の超音波検査と同じような感じだったので特に痛みはない。
しかし、しばらくすると生理痛のような重い感覚が下腹部に現れる。
通りを良くするために、バルーンを膨らませているとのこと。
・・・これ、ちょっと・・・いや・・わりと・・・痛いぞ・・?
先生も看護師さんも「痛かったら言ってね」「一旦止めることもできるから、無理しないで良いからね」と言ってくれたのだけど、私としては早く終わってほしい。
体全体に力が入っていたので深呼吸を何度かする。

おそらくお医者さんも、体が慣れるようにゆっくりやってくださったに違いない。しばらくすると痛みがましになってきた。

「少しましになってきました」と伝えると、次は混合液の注入へ。
最初は特に何も感じなかったのだけど、途中から生理痛(あの鈍痛)のような、下痢のような、下腹部にとても重い感じがしてくる。
痛い、というより「重い」。

近くのモニターを見ていると、キラキラとしたものが一筋見える。
これは卵管が通っているということなのだろうか・・・。
先生は「具合はどうですか?」と聞いてくれるが私は「大丈夫です」と言うしかない。必死に深呼吸だ。

しばらく器具を体内で動かされ、「ああでもない、こうでもない」といったような感じ(あくまで私のイメージである。先生はそんなこと言わない)で体内を見られた。
検査自体はきっと3~4分ほどだったのだと思うのだけど、体感的には10分ほど痛みや重さに耐えたような気がする。

無事に検査が終わり、服を着て、診察室に移動する。
そのまま検査結果を教えてもらうことになった。
私がモニターで一筋のキラキラが見えたのはやはり卵管に混合液が通っているということだったようで、片方は問題なし。
もう片方は遠いところにあるようで、モニター上では分かりづらかったけれど、先生からすると押し返すような感覚もなかったようなので、大丈夫でしょう、とのこと。
結果、卵管の通過性は特に問題なく検査を終えることができた。

また、この検査で卵管を通りやすくしたことによって妊娠の確率が上がるらしく、「これから2~3ヶ月の間でうまくいくといいね」とのことだった。
これがうわさに聞く「ゴールデン期間」か・・・


全てが終わったのち、倒れる


先生からの話が終わって、待合室に戻ったのだったが、なんだか体がおかしい。
下腹部の重さはまだずっと続いており、トイレに行きたい気もするけれど、でも行っても何も出ないような感じがする。
頭がぼーっとしてきて、水を飲んで意識をはっきりさせようとするが、改善しない。
今まで何度か脳貧血で倒れたことがある私には分かる。
これはやばいやつだ。

受付に行って「横になれるところはありますか?」と聞くと看護師さんが近くに来てくれた。
しかしもうその時点で眩暈が始まっている。
看護師さんに支えられながら、かろうじて歩いてベッドまで行く。

下腹部を検査したことによって、おそらく下腹部に血が集まり、脳への血液が不足していたのだろう。
今までも体調不良の時や、温泉に入った後などに脳貧血が発生してブラックアウトすることが何度かあったので「あぁ、またこれだ」と思って対処することができた。(温泉の時は本当に怖かった。助けてくださった見ず知らずの方、ありがとうございました。)
しかし、まさかフェムビュー検査で倒れるとは思わなかった。

その後30分ほど横になって休ませてもらうことができ、体調も戻った。
(体調云々ではなくもう少し横になっていたい気もしたけれど)自分を奮い立たせて仕事に向かった。
最初の受付から病院を出るまで1時間くらいかかってしまった。

フェムビュー検査の説明で「検査後に生理痛のような痛みや具合が悪くなられる方がいます」っていう記載があったけれど、たぶん同じような人が割といるんだろうなぁと思った。

会社についてからは普通にデスクワークをし、外出もし、お腹の痛みは夕方頃まで気になったけれど、ずっと痛いわけではなくで時折「ちょっと痛いな」くらいのものだったので特に問題はなかった。

とにかく、問題がなくてよかった。


次からは保険診療が始まる。

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