自分との約束1

ごきげんよう
元ヤングケアラーのお嬢です。

私が、ヤングケアラーから脱出をしたときに、いくつか自分との約束事を決めました。

その1つが

自分を被害者にも加害者にもしない

相手を加害者にも被害者にもしない

と言うものです。

なぜ苦しみ続けるのかと言う理由の1つに

自分を被害者にし続ける、被害者だと思い続ける
というのがあるのではないでしょうか?
確かに親から被害を受けています。
過去はどうやっても変えられません。
現在進行形かもしれません。

ですが今この瞬間以降、被害者になることを止めることはできるます。

そのために私がやるようになった事は

・言い返す
・怒る
・我慢しない
・NOという
・自分の言動に責任を持つ
・相手の言動の責任は相手に持たせる
・自分の言葉と行動を統一させる
・お世辞を言わない(嘘をつかない)

でした。

例えば失礼なことを言われたときに、何も言い返さずやり過ごした場合、きっと心が傷付きしばらくの間モヤモヤすると思います。

これは、自分が被害者になっている状態です。
自分が被害者ということは、相手が加害者になっています。
当たり前ですよね。
失礼なことを言う加害行為を相手はやっているわけですから。

私は、そんなときストレートに
あなた失礼ですよ」と言い返します。

言い返すことで、相手と自分は対等な立場になります。
そこには被害者も加害者も存在しません。

たまに、受け取らなければその言葉は相手に返っていくと言う方もいますが、私はスマッシュで打ち返します

言い返すことで、「失礼なことを言われた」エピソードがしっかりその時に完結するので、引き摺らなくなるのです。

過激ですね。
過激な荒治療です。

自分を被害者にしないということは、自分で自分を守ったいうことなのです。

私たち、ヤングケアラーや毒親育ちは、子供の頃、自分で自分を守ることが難しかったと思います。

大人になった今、自分を被害者にしないことで、まず「自分で自分を必ず守る・守れる」と言う自分自身への信頼の回復をしていくことが大事なのではないかと私は思っています。

そうすると、だんだん失礼な人が自分の周りからいなくなり、また自分を被害者にすることがなくなるのでとても生きやすくなります。

これに関連づく実体験エピソードがあります。

私は以前道を歩いているだけで、変なおじさんにいろんな道で絡まれることがよくありました。
怒鳴ってくるおじさん、ぶつかってくるおじさん、変な言葉を浴びせて来るおじさん

いろんなおじさんからの被害にいい加減うんざりしていました。

ある日の夕方、駅に向かって私は歩いていました。
私はのんびり歩いていたので、後から私を抜かそうとする男性がいて、2人並びになりました。
ちょうどその時、前から来た自転車に乗ったおじさんが
「通れねぇだろうが。道開けろよ。迷惑なんだよ。」と私に向かって怒鳴ってきたのです。

自転車で脇を通り過ぎたそのおじさんに向かって私は
「は?ここ歩道だけど?」と大きい声で言い返しました。

すると、そのおじさんは「んだと?!」と大きい声で喚きながら引き返してきて
さらに威圧的に私を怒鳴り付けてきました。

何を言ってるのかはわかりませんでした。

きっと、怒鳴りつけることで女性を萎縮させ、ストレスを発散しているおじさんだったんでしょう。

私は「今2人で並んでましたけど、どうして私に怒鳴ったんですか?」
「私右側を歩いていましたよね?歩道って右側通行って習いませんでした?」
「どうして男性の方ではなく、私の方に怒鳴ってきたんですか?」
「そんなにスムーズに通りたければ、車道走ればいいですよね?歩道は歩行者優先ですけど。」
と、怒鳴り声に負けず言い返しました。

おじさんは言い返されるとは思っていなかったのでしょう
一瞬ひるんでモゴモゴと言い訳にもならない言い訳した後

殴る素振りを見せてきました。

私が携帯で110を表示した画面を見せながら
「それじゃあ警察を呼んで、第三者も交えて話しましょうか?」
と言ったら

おじさんはまた何やらモゴモゴ言いながら猛スピードで逃げていきました。

逃げていくおじさんの背中を見ながら

私はとってもすっきりした気分でした!

なんとその後、今までいろんなおじさんに絡まれていたのがぴったりと止まったのです。

自分を守ることが出来た自信がつき、自分との信頼を回復出来たのだと思います。

このエピソードは、私自身もおかしな人間に見えると思います。
というか、完全におかしい人ですよね。

私自身、荒治療だったと思いますし
正直、道で女の人に絡んでくるおじさんはそもそもおかしい人なので、言い返すのは本来とても危険です。

私自身は結果に満足しています。
ですが、本当に危険です。

今回は実際暴行を受けませんでしたが、暴行を受ける場合もあるかもしれません。
なので、みなさまはやめてくださいね。
危ないですので。

正直なところ、殴るなどされたらしっかり暴行罪として前科をつけてやる!くらいの気持ちでいました。
そうすれば被害を受ける人を減らせるのになぁと.…
過激ですね。

何が言いたいかというと
身の安全が守られる場所限定で自分で自分を守るため、自分を被害者にしないために1度しっかり言い返す。

というのは、自身との信頼回復の手段の1つとして私自身には有効で、更に被害も受けなくなりましたよ。
というお話でした。

失礼な人には言い返していいのです。
嫌なことにはNOと言っていいのです。

言い返す」「NOという」は自分を被害者にしない第一歩になります。

そして時として誰かを守ることにも、そして相手をこれ以上加害者にさせないためにもなるのです。


もしも今現在、家族もしくは恋人、パートナーから暴行を受けているのであれば、まずは身の安全を確保するために、その家、人から離れてください。
相手が家族恋人パートナーでも暴行罪が該当します。
暴行されたら、警察を呼んでください。
そして逃げてください。

ちゃんと取り合ってくれない警察もいるので、警察が来たらまず一言断りを入れて録音開始、必ず着た警察の名前を控えてください。
それだけでもちゃんとした対応をしてくれる率が上がります。
(20代前半の頃仕事帰りの夜道で、後ろからおじさんが自転車でぶつかって通り過ぎて、戻ってきてまたぶつかってくるを繰り返すという被害を受けた時、流石に怖くて警察を呼んだらすっごくめんどくさそうに適当に対応されたことがあり、被害届などの処理もしてくれない。すごく悔しい思いをしました)

言い返しより

まずは身の安全を確保する

これが第一優先です。

みなさまにとって生きやす人生になりますように。

どうぞご自愛くださいね。


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