見出し画像

2022/03/31富澤えいちの「ジャズプレゼンテーション」

2022/03/31富澤えいちの「ジャズプレゼンテーション」

音楽ライターの富澤えいちが発信する“音楽と社会の情報”のまとめです。

音楽ライター富澤えいちの「17ライブ」配信

♪ 「17ライブ」とは?

音楽ライターの富澤えいちが、ジャズを気軽に聴いてもらおうという17ライブの配信です。ほぼ毎日、17ライブで生配信してます!

検索はこのID→えいち_jazz

♪ 本日の昼配信特集★ライヴ予習帖 山下洋輔vs鈴木優人@芸劇

3/4公演が延期されて3/31開催となったので、その予習のやり直しをします。

↓プレイリスト掲載ブログ

山下洋輔 やました ようすけ
1942年生まれ、東京出身。ジャズ・ピアニスト。
麻布高校在学中の1959年からプロ活動をスタート。1960年代半ばからフリー・ジャズを演奏し始め、日本におけるパイオニアとされている。1966年に山下洋輔トリオを結成、1983年に解散するまで世界各地でジャズ史に遺るパフォーマンスを行なっている。クラシックへは1980年代半ばのソロ・ピアノ・アルバムでの取り組みが見られ、オリジナルでは2000年に発表したピアノ協奏曲第1番 即興演奏家の為の《エンカウンター》(1999年作曲)、ピアノ協奏曲第2番《ラプソディ・イン・F》(2004年初演)、ピアノ協奏曲第3番《エクスプローラー》(2008年初演)などがある。
鈴木優人 すずき まさと
1981年生まれ、オランダ出身。指揮者、作曲家、ピアニスト、チェンバリスト、オルガニスト、演出家、プロデューサー。東京芸大在学中の2002年、バッハ・コレギウム・ジャパンのチェンバリスト、オルガニストとして活動を始める。オリジナル楽器を用いてバロック音楽から現代音楽までを演奏するアンサンブル・ジェネシスの結成(2005年)、マルチメディアの手法を用いてドイツリートの普及を図る日独リートフォーラムの結成(2008年)など、その活動は多岐にわたっている。

芸劇リサイタル・シリーズ
「ピアノデュオ(2台のピアノ)演奏」によって、2人の異なる個性を持つピアニストが、それぞれの表現力や感性、技術がぶつかり合うことで生まれる、ライブでしか味わえない熱狂的な空間を創造する、新しい形のリサイタル。
「ジャズ界の最先端を走り続ける異才 山下洋輔と多彩な才能で時代を駆け抜ける寵児 鈴木優人。指揮者とソリストで共演を重ねている二人の、2台のピアノによる競演が実現!バッハから、ガーシュウィンまで異なるフィールドの2人が生み出す化学反応、会場でしか味わえない即興の彩をぜひお楽しみください。
「鈴木優人さんとは、「麻布学園OBオーケストラ」で何度もご一緒している。彼もぼくと同じ麻布学園の出身なのだが、東京芸大の指揮科に進み、さらにヨーロッパで研鑽を積んだという異色の経歴の持ち主だ。その鈴木君が卒業生を集めて作ったオーケストラで、なぜか毎回ぼくがガーシュウィンの山下洋輔「ラプソディ・イン・ブルー」を弾くのが恒例になっている。結成以来ほぼ毎年コンサートを実現させているのも、彼の実力と人望の賜物だろう。
さて今回は、オーケストラではなく、ピアノ二台で何かやろうというお申し出だ。考えてみれば、彼とちゃんとした形でピアノ・デュオをするのは初めてだ。ぼくが出演する以上、即興演奏の場面がふんだんに出てくるだろう。どんなコンサートになるか、ぼく自身もとても楽しみにしている。」
鈴木優人「憧れの大先輩である山下洋輔さんと今回VSのシリーズで「競演」できるのは本当に光栄なことです。洋輔さんはあらゆる既成概念にとらわれず、ジャズという音楽を通して壁を壊して来たレジェンドです。バッハやモーツァルトなど、クラシックの大作曲家たちもまた、それぞれの世界において、新しいスタンダードを作ってきました。今回の舞台でもきっといろいろなものが壊れ、そして新しい音楽が生まれていくと予感します。どうぞお楽しみに!」

公演パンフレットより引用

♪ “オタマのジャズスタ道場”

毎週、ジャズ・スタンダード・ナンバーを1曲ずつ取り上げて、譜面を作りながら音源を紹介しつつ、スタンダードについての深掘りをしています。

♪ 今週は「マック・ザ・ナイフ(Mack the Knife)」

「マック・ザ・ナイフ(Mack the Knife)」とは?
1928年初演の舞台「三文オペラ」のためにクルト・ワイルによって作られた劇中歌「メッキー・メッサーのモリタート」がオリジナル。オリジナルのドイツ語歌詞は劇作家で詩人のベルトルト・ブレヒトによるもの。
「おたまのジャズスタ道場」見本音源(週替わりでランダム再生しています)
◆Moritat
ソニー・ロリンズ / COMPLETE SONNY ROLLINS IN JAPAN
本多俊之 / スーパーカルテット
中村八大 / SWEET PIANO - POPULAR STANDARD
Brass Ensemble Zero & Jeroen Berwaerts / Threepenny Opera
Sonny Rollins / Jazz Giants #02 :Sonny Rollins Super Best
Manhattan Jazz Orchestra / Special Edition of MJO
高柳昌行 / ギター・エクスプレッション〜プロフィール・オブ JOJO
Tokyo Cinema Jazz Trio / Jazz Cinema Nostalgia
作品コード:0M0-1894-0

♪ 本日のニュース拾い読み

音楽を取り巻くエンタテインメント業界は、社会生活と密接に関係しています。コロナ禍では「不要不急」の槍玉に挙げられましたが、エンタテインメントは社会と切り離してかたれるものではなく、むしろ現代社会の映し鏡の一面もあると考えています。また、ニュースを介して社会に関心をもち、つながりを感じることは、孤立感を解消させるという意味で、精神衛生上にも良い効果をもたらすものと考えています。そうした意味を込めて、ニュースの動向を探っていこうと思っています。
ポッドキャストでこのニュースを読み上げ&解説していますので、ご利用ください↓

ここから先は

1,107字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?