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アラフィフ女、トキめく。

結婚生活14年。子供一人で夫婦共働き。
ここ数年はコロナ禍もあってか子供の習い事や学校行事、とにかく母親としてのタスクに追われていた。
自分の自由時間なんてほぼなかった。寝る前のスマホが唯一の時間だった。

この年齢になると、恋だの愛だの・・・みたいな恋愛ものにはすっかり興味が失せてしまう。今大事なことは、自分の健康と仕事だ。これが揺らぐことはないだろう。

そんな時、体に不調を感じた。良い状態でいるには食生活を変えたり、自分の身体を見直さざるを得ないことになったのだ。
そこで運動をすることを決めた。

1時間も出来るのか?マシンなんて使えるのか?なんて思っていたけど、人間は不思議なもので、掛け声をかけてくれるとその日のノルマを達成できる。トレーニング後は身体も軽くなり、気持ちも驚くほどポジティブになる。

ただ、仕事の繁忙期はスキップする月もあったり・・・とあったが、何とか続いた。

続けていくうちに、話をするようになり、距離が少し近くなってくる。最初は何とも思っていなかったのだが、この一言で単純な私は心を持っていかれてしまったのだ。まぁ、学生時代も社会人になってからもモテるなんて時期はなかったので、余計にそう思ったのかもなのだが。

”僕、すごく○○さん(私の名前)に興味があります”


こんなこと言われたことない、最後に言われたのはいつだ?なんて思い返す。それからというもの30年前に味わった胸が苦しくなるようなトキメキが湧いてしまった。完全に心だけは中高生だった。

それからというものの、距離が近づくまでに時間はそうかからなかった。LINE交換(お互い忙しいから業務連絡レベルの頻度)、そして飲む約束までした。

完全プライベートで会う当日。
なるべく普段通りにしていた。大人としての対応を心掛けた。

それなのに、お酒が入ると嬉しくて楽しくなってしまい、いらんことを話したり・・・。土曜日の夕方、普段ではなかなか味わうことのなかった非日常、しかも今自分の中で最も推している人との時間。楽しくないわけがない。

ふいに彼が言った。
「○○さん、僕のこと好きでしょ?」

はい、バレていました。でも理性を保った大人でありたかったので、「はい、好きですよ。先生も好きでしょう?」と聞き返したら、「はい、好きです。」

「私、今先生から告られてます?」
「そうなんじゃないですかね。」

もうこの会話だけで満足したのでしたw

肩や腰に手を回されるのも何年ぶりだ?
腕を組んで歩いたり、手に優しく触れてくれるのも何年ぶりだ?

はい。もう満足すぎる!!これでお腹いっぱい。

私はお酒に飲まれない方なので、冷静になるのも早い。
冷静に戻ったとき、ふと思った。
一線は絶対に超えないと。これやったら終わる。

まだ自分のことを女性として見てくれる人がいるのねと感じただけでも十分すぎる。

内面と外見磨きは常にアップデートしていこうと決めた夜でした。

そして時は少し経ち・・・

今年は意外なところから異性と繋がることが多い。本音を言うと、前日まで既婚者でも登録出来るマッチングアプリを調べまくっていたが・・・。

一般企業の人事も使っているSNSで一人の人と知り合った。
やり取りはLINEのみ。
アメリカ生活が長いだけあって、やり取りは英語。まぁ、私にとっては英語のbrush upが出来るし、知らない単語も覚えられるので良い事づくしなのだ。

アメリカ生活が長いだけあって、LINEに送られてくるメッセージは自分がアメリカに住んでいた時代を彷彿させる。あぁ、こんなこと言われてなぁ、私も使っていたなぁみたいな。向こうは子供がいないけど、離婚歴あり。私は子供もいて夫もいる。お互い素性はクリアなのだ。ただ、私は疑い深いので本当にこの会社に勤めているのか?本名で登録しているのか??等といった疑問が多々ある。まぁ、いい。人生は限られているのだし、人との出会いは絶対に楽しんだ方が良いのだ。楽しんだ者勝ちだ。

前回のケースもそうだが、モテているということではない。
今回も都合が良い人止まりかもしれない。
ただ、一生自分が心が惹かれた人とは出会えないのか、触れてもらえることなく一生を終えるのか。長いハグを求めてしまう私はやっぱり恋愛体質なのだろうか。

もう!やることはいっぱいある。
今はとにかく9月1日のライブに集中するのみーーー!!!



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