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【アンプ編】Markbass & Genz-Benzのご紹介

中々自由にお外を出歩けない日々が続いておりますね、皆様いかがお過ごしでしょうか。
辛うじて流行り病とはまだ出会っておりませんが、いつ何時出会いがあってもおかしくありませんからね。予防は大事です。

さて、先日スタジオに長時間1人で入るタイミングがあり、それはそれは大荷物を持ち込んで遊び倒した私です。
そこで色々と試した実験の結果や、そもそもの機材の紹介を何回かに分けて書き連ねていこうと思います。

まず持ちこんだ機材はこんな感じ↓

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・ベース3本
・ヘッドアンプ3台
・キャビネット2台
・キーボードアンプ1台(音源流すよう)
・エフェクター見えてる分
・電源

右奥に見えているカートに無理やり積んで、なんとかスタジオに持ち込むことが出来ました…これ搬入搬出だけで1時間かかってます。
スタジオは4時間個人練として押さえていましたが、まさか1/4をセッティングに持って行かれるなんて考えもしていませんでした。

ベースについては先日投稿した記事「マイベースのご紹介」でも触れておりますので、今回はアンプから紹介していこうと思います。
まずは私のメインのアンプのご紹介から。

ヘッドアンプ:Markbass LittleMarkⅢ BLACK CAMO MAK-LM3/BC
キャビネット:Genz-Benz Shuttle 6.0 - 210T(キャビのみ)

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音作りのキモ、ヘッドアンプは大好きなMarkbassのフラッグシップモデルであるLittle Markを使用しています。
そもそも目指している音がRichard Bonaという私が、彼も使用しているメーカーのヘッドアンプを使用することは自然な流れでした。

このヘッドアンプを購入する前は、Little Markの廉価版「Blackline250」を使用していたのですが、数年の使用でアンプの音量が突然減衰するというトラブルが多発し、それならばグレードアップしたものを買おうと思い購入。
ネットでLittleMarkを検索した時には若い自分にはまあまあ高い買い物でしたので二の足を踏んでいたところ、この限定色がセールで定価より2万円近く安く買えたものですから即購入し、それからはずっとこのヘッドと共に多くの演奏を行っています。
(限定色なのに売れなくてセールってのはなんだかなぁ…笑)

Markbassでの音作りは会場にもよりますが、大体写真のようなEQ振りにしています。
Lowは会場の響きによってフラットから削ることはあってもブーストさせることは殆どありません。
Mid-Low/Mid-Hiは若干増すことで音のふくよかさが出ますが、極端に振ることはないです。
Highは会場やバンドでの抜け感や、弦のコンディション(なかなか張り替えないもんですから…反省はしていますハイ)で調整。

VLEとVPFは、ボナがインタビューの際にEQを紹介している公式動画がYoutubeにありまして、その動画内で9時方向に両方とも上げていたことを真似しています。
この2つのフィルターは逆の効果を持っているのですが、少しずつ足すことで音が太くなり、いわゆるMarkbassの音らしさが増すと私は思っています。

音作りで目指している音のイメージは「でっぷりしたアメリカの女性」って感じで、ミッド~ローのふくよかさと、ハイの柔らかさみたいなものを意識して今日もMarkbassを使っています。
また、Markbassはsend/returnが(たしか)EQより前にある回路になっているので、これをケーブルでつなぐと音のレスポンスが良くなるという不思議仕様がありますので、写真のアンプ背面にはMonstercableのパッチケーブルが見えています。

また、MarkbassはクラスDの中でとにかくレスポンスが早い印象があります。
例えばTC ELECTRONICのアンプは指で弦を弾いて、発声するまでに時差がある気がして(これは気持ちの問題です)僕はうまく弾けたことがありません。
後述のキャビネットとの相性もあるのでしょうが、音の立ち上がりや追従性にとても満足のいくアンプです。

キャビネットはGenz-Benzの10インチ×2発のものを使用しています。
当然キャビもMarkbassで揃えようとは思っていたのですが、それなりのお値段に足踏みをしていたところ、よく通うスタジオが委託販売でGenz-Benzのコンボアンプを販売していました。
その金額なんと5万円、確か定価は3倍くらいするハイエンドメーカーでしたので即決購入し、アンプ部を3万円弱で売ってしまい、約2万円で入手しました。
このキャビはとにかくベースの音を太く、深く出せるキャビだと思います。
以前はEDENの12インチ1発キャビを使用していましたが、鳴らしたい音にキャビが追いついていない感覚があり、結局すぐに手放してしまいました。
その点こちらは600W対応ですからね、余裕をもって深い音をならしてくれます。

小さな足がついているのも、演奏性を高めてくれて良いです。
ツイーターの調整も可能です、0%だとイマイチ抜けてこないものの、100%だとレッツドンシャリ感が出てしまったので50%で設定。
ここはあまりいじらず、ツイーター50%ありきの音作りを目指しています。

メインのアンプ紹介はこんな感じなのですが、このセットはエレキベースにはとても良い組み合わせだと感じているのですが、他方でウッドベースには全然合わないセットだなぁ…とも感じています。
例えば僕の所有しているGodinのアコースティックベースだと、Markbassの色が乗りすぎてアコースティック感が損なわれてしまうように感じます。
同様に、ツアー中のプロのジャズミュージシャンの前座を務め、この機材をこのままお貸しした際にもリーダーのドラマーがベーシストに対して「音が混ざっていない」などと指摘が入ったり。
特にプロの方に貸した時には、「僕はあまりアコースティックに合わないセットだと思うけど、プロなら使いこなすのかしら」なんて思っていたらやはりその様子でしたので、エレクトリック特化型のアンプなんでしょうね。

おそらく、Markbassの中でもコンボタイプ(ミニマーク)の相性がいいんでしょうね。
逆にエレキでミニマークを弾いた時には、そんなにピンと来なかったんだよなぁ…ここら辺は個体差もあるんですかね。

さて、そんなところで1組紹介しただけで過去1の文量になってしまいましたので、終わってしまいましょう。
次はELFのご紹介など出来ればいいなぁ。

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