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特に教育現場に多い「前例がないから」

3月が残りあと1週間くらいになってきましたね。真ん中の子の春休みがスタートし、約2週間ですが、普段とは違う戦いの日々を過ごすことになると予測しています。頑張って乗り越えたいと思います。

今回のブログは、不登校中の娘の現在の状況や学校としてきたやり取りについてです。

前にも書いたのですが、フリースクールのオンライン遠足に参加してから明るく前向きになった面があります。オンラインでのイベントや文化祭、卒業式にもドキドキしながらも参加してみたりして、緊張した割には「楽しかったー!」って報告してくる。

話できる人もできて、出される課題のやり方を教えてもらいながら、学校に通ってる子たちに比べると少し遅めながら自分のペースで進んでいます。

オンラインで良かったなと思うのは、数学·国語·英語の教科の授業が動画として残るので、忘れたことを見直したり、わからなかった部分を繰り返して見れたりできること。
そんなことをしている内に「今まで何で?と感じてたことの1つがわかった気がする」と娘が言ってきたので、何がわかったのか聞いてみたら、「学校では、先生が言ったことを考えてやろうとしる内にどんどん進んでいて、気がついたら何か迷子になってた気がする。どれだけ必死になってもみんなに追いつかない、聞くにもみんながもう次のことをやり出してるから邪魔するの申し訳なくて、いつのまにか距離ができた気がして苦しくなった。まわりの話すスピードについていけない自分がいたって。実は、動画のスピードを調整できる機能があって、それを使ってるから今はすごく聞き取りやすくて前より理解できるの。」と息もせずに教えてくれました(笑)

母はそのことを前から知ってたよ
なんて言えませんでした。

気づいたことが大事で、今の環境がプラスになっていて良かった。そうやって困ったことができた時に、苦しみながら進むのではなく、解決方法を探して、自分に合うやり方を見つけていったらいいと伝えました。

この出来事、娘とのやり取りを時々会う担任の先生にも話をしました。気持ちが前向きになっていることを喜んでくれました。先生は先生なりに精一杯寄り添ってくれていると感じました。

フリースクールを活用するに当たり学校にも知らせて、校長先生ともやり取りをさせてもらって、「学校に来てさえくれれば、他の先生もいますし、別室に居ながらオンラインで授業を受けるにするば」と言ってくれたが、本当にそのようにできる環境が整ってますか?担任の先生以外の方々がそのようにしてあげようという気持ちがありますか?その気があればとっくにやってると思いますがと言うワタシに対して「環境が整ってません」と答えた。
とにかく来て欲しい学校、不登校がいるとかイジメが起きている(娘の場合はイジメではない)のを隠したいのか、無意識に自己防衛本能が働くんだろうね。
学校のイメージじゃなくて、生徒のことを最優先に考えて行動を起こして欲しいなと親として思う。

もう1つ、学校に相談をしたのは、フリースクールで授業を受けてる日数を出席扱いにできるかどうかでした。

教育委員会では、各学校の校長の権限で決まりますという、校長は前例がないという、結局みんな何かあれば責任を取りたくない、逃げるだけで何かを変えようとしない。
だからって、そうですかぁと引き下がる気がないのはワタシ。

誰かを責めたい訳でも、学校が悪いと言いたい訳でもない。娘の個性の扱い方を前持って伝えたがうまく伝わらなかったのだろう。結果として、娘が苦しんで行かなくなった、ただそれだけ。

流れる時間の中で考えて、悩んで、前に進むための遠回りになる道を選んで進み始めた娘に対しての応援の形として、前例がないからと言い張るのではなく、逆に前例にしてくれたらいい、他の市ではもうやっている取り組みだし、何も特別なものではない。義務教育の観点からして、親として一般的に当たり前とされる学校に通わせることにしたくても、本人は辛いという、ならば、辛くない方法で学び続ける環境を作るのみ。それがフリースクールという場所になっただけの話。

「学校で学ぶのは勉強だけじゃないから」って教育委員会と校長先生から言われましたが、そのことも何回も娘と話してあります。勉強以外では、人との関わり方、やり取りの中でも学びがあるなどなど。これからもそのことについて話していくつもり。
だけど、今はまだ手探り状態の中で見つけた1つのやり方を試している最中だから見守ってます。少しずつ、1つずつやっていしかないない。

だから協力をお願いしにやってきたと、自分が通った学校の先生はこれだけのことをしてくれたから頑張ろう!という気持ちのモチベーションになって欲しい、それだけ伝えて帰りました。

毎日通えなくてもこの学校の生徒であることに変わりがないから、いつでも待ってますと言ってくれた校長先生。

約3ヶ月会わずに年度末がやってきて、通知表をもらいに行きました。

これまでワタシも娘も、期待しては裏切られ、学校側が言うことをコロコロ変わり振り回されてきたから、ハッキリ言ってなんの変化がなくてもビックリはしない。

担任から話を聞きながら、問題の出席日数のページを開いたら、1月からスタートしたフリースクール、授業に参加した分を手書きで直してくれていました。出席扱いにしてくれていて、粘って頑張ってきて良かったーって心から思いました。

担任の先生にも校長先生にも感謝の言葉を伝えて、急いで娘に報告し、2人で大喜びしました!これからも頑張ろうねって。

ただ、これが引き継がれるのかどうか…

校長が変わればどうなるのか。

4月からの流れはまだわからないけど、ワタシたちはやるべきことをやり続けるだけ。

ひとまず、今年度は良い結果になって良かったー!

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