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ジロリンタン備忘録220102

明けましておめでたい人もいる一方で……

 年が明けると、そこは2022年の世界だった。新種のオミクロン株の感染拡大のせいで、疫病はまだ収束していない。
 ニューヨークのタイムズ・スクウェアでの大晦日ボールドロップを見物に来た人たちのほとんどがマスクをつけていない。ロンドンの街を歩いている人たちのほとんどがマスクをつけていない。これでは、ウイルス新株が感染するのも無理はない。半年前は、ワクチンを2回も打った人たちが大勢で集まって、外食をしている画像や映像をみると、うらやましく見えたものだが、それは遠い昔のことだ。
 というわけで、2022年が昨年よりも良い年になってほしいよね。

 正月のTVのほとんどが特別番組で、特別につまらないのだが、『笑点』を観ていると、抜けた林家三平の代わりに、桂宮治が大喜利の新メンバーになるという。
「若手大喜利」で真打ちになったばかりの宮治を観たことがあるが、決して下手ではない。元営業マンで堅気の会社人間として出世していたのが、途中で落語家に転向したという馬鹿か賢者かわからない変人だ。
 それよりも、三平は大丈夫か? 丸かった顔がげっそりとしているではないか。ストレスのせいなのか、体調が悪いのか、心配するね。すると、1日の教育TV(Eテレ?)「ニューイヤー・コンサート」にゲストとして出演しているではないか。そのときも顔を見ると、やっぱりげっそりとしている。三平はジャズ好きの兄貴・正蔵とは違って、クラシカル音楽が好きなのか。へええ。
 このあいだは、林家木久扇のドラマ版を観たが、あの中で出ていた頃の「小きん」というのは、自死した桂三木助のことだよね。現三木助は先代の甥らしいが、先代の三木助は父親と顔がそっくりで、なかなかうまかったなあ。2代目はそれなりのストレスや悩みがあるのだろうね。
 それに、今晩の立川談志ドラマで談志に扮する駿河太郎というのは、笑福亭鶴瓶(本名は駿河学だっけ?)の息子だ。にこっと笑うときに、ちょっと鶴瓶に似ているね。キザな談志を演じるのがうまい。

 2021年のことはあまり思い出したくないが、コロナ禍のせいで、マスクをつけて歩きながらあまり口笛が吹けなくなったためか、口笛の高い音が出なくなった。その代わりに、舌を鳴らして高い音を出そうとしすぎて、顎の筋肉が引き攣るようになった。まだ口を大きめに開けるときに、少し痛い。それに、チューインガムの噛み方が悪くて、舌を噛んで出血してしまったこともあったなあ。
 そのほか、いろいろと嫌な出来事が多くて、早く消えてしまってくれてよかった。2022年に期待してもいいのだろうか? 1月から毎日食べているデニッシュ・パンが急に1割高くなったし、まだまだ明るい未来は見えない。
 でも、2021年の後半から昔馴染みの編集者さんたちのおかげで、少しずつ希望が湧いてきた。感謝、感謝、大感謝である。
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