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今すぐ使える広報活動Tips 基礎〜発展まで

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10年以上広報畑一筋。大企業からスタートアップまで様々な企業で広報・ブランディングをしてきた経験をもとに、いろんな方に「今日から生かせそう」と思っていただけるような内容をお届けし…
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#広報PR

グローバル広報 メディアリレーションの具体的なHow to とTips

広報仲間の安田さんのnoteに寄稿させていただきました。 グローバル広報ではとにかく 誰が、何の記事を書いているのか が非常に重要です。 その人にピンポイントでアプローチをすることが、何よりも重要な広報手法です。 日本だと、署名記事でそれがわかっても、どうやってリーチするのかがわからないこともしばしばです。 が、海外(特にアメリカ)だとそういった情報がCISIONというデータベースでお金を払えば個人の宛先までわかることも多くあります。 日本でバイネームの記者を知らずに広

【海外広報4つのHow to ✕ Tips】グローバルの広報活動で必須な“パーソナル化”とは?

少子高齢化など、あまり明るい話題が多くはない昨今。多くの企業が外国に進出する必要性を感じ始めています。厚労省の出している予測では、2020年に1.2億人以上いた人口は2070年には8,700万人にまで減少するとされています。 また、2012年ごろは1ドル78円だった日本の通貨が、今や150円台(2024年6月現在)と、ほぼ半分の価値にまで落ち込む現状をみて、各企業ではこれまで以上に急ピッチで海外進出による外貨獲得に動いているようです。 海外進出の障壁だった言語・プラットフ

【現役広報が考察】グローバルの広報スタイルは日本の未来? 欧米における広報の今を紐解く

「タイムマシン経営」という言葉を聞いたことはありますか? 特に、欧米などの海外で成功したビジネスモデルやサービスが少し遅れて日本に持ち込まれ、それらが成功することがよくあります。「タイムマシン経営」とは、こうした海外での流行を先んじてキャッチし、それを日本にいちはやく持ち込み、真似をしたり、少し改善を加えたりして展開する経営手法のことです。 「広報」の歴史がずっと長い欧米において、日本よりも進んだ手法がよく見られます。であれば「タイムマシン経営」と同じように、欧米で起こっ

想像以上に重要なCEOの広報写真 だからこそ他者に選定してもらうべし

先日フォトグラファーの方にCEO写真を撮ってもらいました。 友人が超素敵なプロフィール写真をアップしているのを見て、すかさず 「この写真を撮ってくれたフォトグラファー紹介して欲しい!!」 とお願いしていました。 実はCEO写真を撮り直したい…とこの数ヶ月ずっと探していたんです。 その背景は色々あるのですが、まずは バレないと思ってた15年前の写真(第1バージョン)  大昔の写真だと超バレバレだった件このnoteでも使っている写真↓ (もう変更しようと思っているのでキャ

広報で「それっぽいこと」を言っても すぐにバレる→逆に嫌われる 時代がやってきた

「いい会社に見られたい」広報の仕事をしていると、よくこんな↑オーダーが入ります。 私ももう17年広報経験があるので、手っ取り早くそれっぽく見せることはできます。 例えば ・公式HPにビジョン・ミッション・バリューを掲げる ・自社の関わる業界の課題や社会課題への提言を行い姿勢を示す ・リリース内に、自社が社会に果たしてきた役割を書き込む ・取材時にSDGsに向けた活動のまとめレポートを記者に渡す など、情報発信物の中に嫌味なく溶け込ませることで ある程度「いい会社」っぽく

広報ネタ枯れにおさらば 情報がどんどん集まる4つの工夫

広報の仕事は社外へのリリースを始め、社内報も。 「社内の情報」が集まらないことには始まりません。 とはいえ、きちんとアンテナを立てていないと、ネタ枯れしてしまうこともしばしば。 ここで、4つのポイントを紹介いたします。 今のリモートワークとのハイブリッドワークでも使える4つのポイントはこちら。 Instagram、note、フォローいただけたら励みになります。 インスタフォローはぜひこちらからおねがいします^^

ゼロからのメディアリレーションの増やし方

戦略広報の仕事をしていると、よくお客様に 「メディアリレーションってどうやって増やせばいいんですか?」 と聞かれます。 特にスタートアップなど、まだ広報機能が駆け出しの状態の会社さんによく聞かれます。 まったくのゼロからメディアリレーションを作るのは確かに難しく感じるかもしれません。 だけど、千里の道も一歩から。 まずはメディアリレーション作りをどこから始めるか、Tipsをお伝えします! 他にはどんな方法があるのでしょうか。 続きはこちら Instagram、not

メディアへの質問責めで記者の満足度は爆上がり?

メディアから問い合わせや取材依頼があると、嬉しくてついつい舞い上がっちゃいませんか? 私自身、よく確認もせず取材当日を迎えてメディアや取材対応者に迷惑をかけてしまうことがありました。 若かりし頃のほろ苦い思い出です 涙 ちゃんと確認をせずに取材を進めると…どんなことが起こるのでしょうか。 続きはこちら この登場人物のモチーフともなった私自身の数々の失敗を とくとご覧ください… 恥ずかしい… ネコ広報のアカウントはこちらから♡

広報の最重要ツール「プレスリリース」 メディアに響くコツ

以前Instagramを始めた旨、こちらでも紹介させていただきました。 アカウントはnekokoho 。 可愛いおしゃれなネコの広報が、色んな広報アルアルやTipsを紹介していくアカウントです^^ 広報の命とも呼ばれる「プレスリリース」。 広報になったらこのプレスリリースの執筆はまず避けて通れない道です。 しかし、せっかく書いてもあまりメディアに見向きもされないこともしばしば。頑張って書いたのであれば、一人でも多くのメディアの目に触れてほしいですね。 プレスリリース。

国立千葉大学での非常勤講師になりました

ご縁をいただいて、このたび千葉大学にて非常勤講師を務めさせていただくことになりました。 テーマは私の専門領域、「情報発信」です。 授業目標: 1 次世代を担うリーダーを育てる 2 リーダーに欠かせない発信力を飛躍的に高める 3 多様な生き方、働き方を学ぶ 授業例: ・人に伝わらない情報は無価値 人の心を震わせるような情報発信は何が違うのか ・記者会見を科学する 残念な不倫/謝罪会見から神会見まで ・ブランディングは人生を豊かに彩る ・雇われない生き方は幸

広報対応、電話口の声は「ラ〜♪」の音が鉄則

私が広報として大事にしているコミュニケーションとして「電話」があります。 最近ではメールで完結してしまう取材もありますが、やはり広報の仕事をしている以上、コミュニケーションは一番大事。どんなに小さな取材でも、1回は直接電話で話すことをおすすめします。 メールだけだと全然人となりも分かりませんし、電話でのふとした話から次の取材に繋がることだってありますから! その電話の際、私が注意していることは「声のトーン」 広報の仕事をしている以上、言いづらいことを言うために記者に連

メディアも読者も無敵のスーパーマンの話なんて聞きたくない

広報として「人」を売り込みたい時に私がメディア向けにやっている方法は、その人の人生の底辺と頂点を対照的に見せる、ということをやっています。 すごくすごく売り出したい時、よく私はペライチで人物紹介シートを作ってメディアに売り込みをするのですが、そこに欠かさず入れるのが「人生の浮き沈みグラフ」です。 よく、「しくじり先生」とかで出てくる、 ・2000年:結婚して最高に幸せに ・2005年:会社が破産して急に貧乏生活に ・2006年:多くの仲間に助けられ再起業 …みたいな感じで

記者への連絡「スルーされた=うざいと思われてる」!?

広報の仕事はとっても楽しい!けれど楽しいことばかりではないのも事実。 広報を始めたばかりの頃、心がちくちくすることのひとつは「記者の連絡スルー」でした。 私は人と話すのが好きで、結構いろんなタイプの方とお話ができるほうと自負がありました。メディアの方(便宜的に記者さんと書きますね)とは、1度の取材だけでもかなりの確率で仲良くさせていただいたりもしました。 一期一会の世界と言いつつも、どんなに急ぎの取材でも最初の着電から取材まで最低でも4回から5回は話す機会があります。

広報発信してもメディアに見向きもされないのは”デッカい絵”がないから⁉︎

リリースを書いても書いてもぜんっぜんメディアに載らない… その徒労感といったらないですね。 私も、有名企業から名もなきベンチャーに転職をした時、散々味わいました。 リリースって結構パワーもかかります。しかも、ワイヤーサービスに登録していればそれなりにお金もかかるし、協力してくれた社内の人もいる。 どうにかして取り上げられたいと思うはずです。 広報は、たまに棚ぼたみたいなヒットもありますが、多くは取り上げられるべくしてメディアに取り上げられています。 では何があればメディ