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誰に向けてのまちづくりか

 先日、ご縁があって成田市のまちづくり勉強会ならびに交流会に参加をしてきました。こちらは成田市小幡副市長を中心とした会で、民公が同じ方向を向いてまちづくりに対して意見をぶつけていく場です。
 外部からまちづくりの先駆者を講師として呼び、非常に有意義な会となりました。

参加をした際に、非常に強く意識をさせられたのが、「誰に向けてのまちづくりか」ということでした。
 勉強会の中で、多く挙げられたのが、成田の街で生活をする人々のための意見です。自分を含め、成田在住の方が多く参加された会なので、まちの住人としての意見がいろんな角度から挙げられていました。
 通勤で利用する成田駅周辺のエスカレーターの設置や、駅周辺のバス停や待合スペースのベンチの配置など、普段成田に住んでいる住民だからこそ挙げられる意見を、民公が同じ視点を持ってあげているのが非常に印象的でした。
 その中で、成田にやってくる観光客向けの意見も多く挙げられました。
成田の街は、江戸時代より成田山新勝寺、宗吾霊堂などの参拝客で賑わった街で、宿場町としての側面もあります。また、国際空港保有地域として、訪日外国人が最初の目的地として利用する場という側面もあり、国内外問わず、多くの方が年間を通じて訪れます。

 私は成田駅の西口で小さなゲストハウスJamHouse KUU NARITAを運営するマネージャーとして勤務をしています。訪日外国人から成田の街についての意見を善悪両方耳にすることがありますが、やはり駅前の施設についての声は多く聞く機会があります。

 まちづくりを行っていく上で、様々な角度から、多種多様な意見が挙げられることは大変喜ばしいことですが、予算の関係や優先順位の関係で全ての声に即座に答えていくことは現実的ではありません。では、何を基準に優先順位を付けていくのか、この順位付けがまちづくりを推し量っていくのか、
これが非常に重要な要素になります。

今回のまちづくり会議では、駅前のエスカレーターの配置や駅周辺の施設についての意見が多く挙げられましたが、これはどの利用層にも必要なハード面です。こういった幾人にも一致するニーズをまずは第一優先として、まちづくりを推し進めていくことが必要だと強く感じました。
「誰のための街づくりなのか」民公の共通意識として持つことが大切です。

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