年明けは衝撃続き⑥

  早いもので年が明けて一ヶ月経過。

義母の容態は、病院から連絡が来ないので悪くはなっていないだろう。

義父の弁当宅配デビューの日、カミさんが立ち会った。何もアクシデントが無いことを祈っていたが、やはり。。。

弁当の到着前にオンライン面会を予定。

Wi-fi環境が無いカミさんの実家では通信料が高くなるので、公衆wi-fiがある義母が入院している病院で面会をしている。

その日は、何故か妹と話し込んでしまい、病院についた時間が開始時間ギリギリ。

面会は出来たものの、通信環境がイマイチで片通話時間が長かったという。。。

病院から自宅に戻った時には、既に弁当が到着済。天候不良のせいもあり、弁当は冷えきっていた。

器が電子レンジ対応で無かったので、冷めたままの食事をした義父は「冷えているから、旨いもんではないな!」と。

それを聞いたカミさん、「誰のために頼んだと思う?こんな天気が悪い日に妹がわざわざ、オカズを持ってきてくれたりしているんだよ。自分で何も出来ないから、弁当を頼んでやっているのに!」と叱る。

義父は渋々納得したよう。多分、昔、町内会の役員をやった経験があるからミンセー何とかの人が勝手に頼んだと思っていたのかも知れない。ケアマネさんをその手の方と、勝手に思い込んでいたのでないのかと。

せめて、つくりおきしている冷蔵庫の中のオカズを食べてくれれば、妹が楽になると思っているが、本人は上げ膳据え膳の生活からは抜けることは出来ない。

雪が降る間は、畑仕事、テニスなどの屋外活動は出来ない。椅子に座ると、テレビを見ていると思いきやすぐに居眠り。当然、知り合いからの電話等有るわけもなく。。

こんな空気の中で妻との会話だけが全てなのだったろうな。

うちの亡くなった親父も84,5の頃はこんな感じだったような。

思い返すと、元気だったころの対応をしていた。しかし、それは間違いだった。本人も周りも、弱ってきている実情を理解出来ていなかったのか、理解したくなかったのか、今の考えると判らない。

その経験をしてみて、ただ見守るしかないのか?と思うと腹立たしく悲しい。

先はまだまだ長い。。。

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