年明けは衝撃続き⑤

地域支援センターに行って、今後の方向を相談した。当人の義父はどこ吹く風で話を聞いていた。うちのオフクロの時と同じだなぁ!って。デイサービスなんて、想像がつかないようだったので、火木土の弁当配達から利用することにした。

ここ数日、もの忘れの波が大きいので、二週間後の弁当宅配デビューする日はカミさんが立ち会うことにした。

週末、自分はオフクロへオカズを届け、カミさんと娘は義父の元に向かった。

オフクロは相変わらず、義母の容態は忘れていて何回も尋ねてきてゲンナリ。
でも、よく考えてみると、オフクロの方が少しは義父より楽かも知れない、と帰路の車の運転中に思ったり。

義父はというと、持っていったオカズには手をつけずいた。毎日、顔を見に来る妹が持ってくるオカズで満足しているらしい。

「冷蔵庫に入れたオカズも食べて」と言うと「うん、ありがとうな!」とは言うものの、忘れているんだか、面倒なんだか判らないが手をつけた形跡は無い。

オフクロみたいに、自分で料理をするのが日課だと、もの忘れが進んでも、腹が減ったら冷蔵庫の中に何かあることは理解しているが、上げ膳据え膳生活60年近くだと、そんな考えはホンの少しも思いつかないのが当たり前なのか?
宅配弁当デビューの前々日、突然義父から電話。「ご飯炊けなくて。紙に書いてあるコンセントって何だ?初めて聞くなぁ。」と。
電話で説明しても埒があかず。カミさんは
明朝、叔母さんから確認してもらうことにした。何でも、炊飯スイッチを間違って押して、のべつまくなしにスイッチを押しまくってから電話をしたみたいだった。
ホントにヤバイんだよな。宅配弁当デビューが不安でたまらないカミさんであった。

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