「南海トラフ地震臨時情報」について

とりあえず備忘のために。

【南海トラフ地震臨時情報】
情報発表条件:
○南海トラフ沿いで異常な現象が観測され、その現象が南海トラフ沿いの大規模な地震と関連するかどうか調査を開始した場合、または調査を継続している場合
○観測された異常な現象の調査結果を発表する場合

https://www.data.jma.go.jp/eew/data/nteq/index.html

この臨時情報は、南海トラフ沿いで比較的大きな地震が起こった際などに出されるものであり、それ以上でも以下でもない。

過去の世界の大規模地震の統計データでは、1904年から2014年に発生したモーメントマグニチュード7.0以上の地震1,437事例のうち、その後同じ領域でモーメン トマグニチュード8クラス以上の地震が発生した事例は、最初の地震の発生から7日以内 に6事例であり、その後の発生頻度は時間とともに減少します。
このデータには、平成23 年(2011年)東北地方太平洋沖地震(モーメントマグニチュード9.0)が発生した2 日前に、モーメントマグニチュード7クラスの地震が発生していた事例が含まれます。
世界の事例ではモーメントマグニチュード7.0以上の地震発生後に同じ領域で、モーメントマグニチュード8クラス以上の地震が7日以内に発生する頻度は数百回に1回程度となります。

https://www.data.jma.go.jp/eew/data/nteq/index.html

大規模地震発生の可能性は1%に満たない。もちろん何も起こってない時よりは高いが、それは当たり前のことだ。

そもそも南海トラフ沿いは頻繁に地震が起こっている。
その中でも日向灘は地震多発地帯である。

https://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/taio_wg/pdf/h301101shiryou04.pdf
内閣府防災情報より

今回の地震が起こる前から、南海トラフ地震発生の可能性は常に警戒すべき事態である。

https://www.sankei.com/gallery/20200217-ESVCZHZBIRNOBEM676ZYCZM3VA/#goog_rewarded

東海、東南海、南海地震は、これこそオオカミ少年だと言う人も少なからずいるようだが、周期的に発生しているのは歴史的事実であり、明日にでも起こるかもしれない重大な危機だ。特に東海(駿河湾)は、1854年の安政地震から170年近く起こっていない。非常に不気味だ。

上記より再掲

つまり、祭りのように騒ぐのではなく、「いつも通りに警戒しておく」が取るべき態度だろう。

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