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【Season2 Vol.9】 JATO ATCリレー: 萩原麻耶さん

JATO ATCリレー Season2の第9走者は、田代 優輝さんからのバトンを受け取ってくださった、田代さんの元同僚でいらっしゃる萩原 麻耶さんです!萩原さんは現在、新潟経営大学で教員としてご活躍されています。日々どのような思いをい抱きながら大学でお仕事をされているのか、お話を伺いました。是非ご一読ください!

ATCになろうと思ったのはいつですか。またその理由を教えてください。

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小学生の頃からフィギュアスケートをやっていて、高校生の時にアメリカに合宿で行く機会があり、アスレティックトレーナーの資格をもった方からトレーニング指導を受け、トレーナーという職業に興味を持ちました。

大きな怪我はしたことがありませんでしたが、腰痛などに悩まされていた時期も長くあったので、漠然とトレーナーという職業に興味を持ち、自分もトレーナーとして働いてみたいと思うようになりました。

トレーナーという職業がどのようなものなのか調べていくうちに、人生で一度は海外で生活してみたいという思いもあったので、アメリカでATCの資格を取得しようと思い留学しました。

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今、どんなお仕事をされていますか。

新潟経営大学の助教として勤務しています。研究テーマは傷害調査です。

アスレティックトレーナーとしての活動は、本学のスポーツ強化指定部(男女バスケ部、体操競技部、サッカー部)の選手のサポート、学生トレーナー部の顧問としてトレーナーを目指す学生の指導を行なっています。

ご自身の仕事の好きなところ、やりがいを感じることについて教えてください。

大学教員としての仕事で好きなところは、自分の専門分野の授業を担当し研究できるところが好きです。トレーナーを目指す学生が一人でも多く夢を実現できるように指導しながら、トレーナー育成のための教育を行えるところも魅力だと思っています。

アスレティックトレーナーとしてやりがいを感じる時は、怪我した選手が復帰したり、チームが勝利した時に共に喜びを感じたり、学生から感謝されたりすると、この職業を選んで良かったと思えるところです。

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授業を教える際に大切にされていることはありますか?また、教員として働かれている中で生徒に対しての指導で気をつけていることは何でしょうか?(前回の田代さんからの質問です)

私が担当している科目はアスレティックトレーニングに関する授業になります。

本学は、日本スポーツ協会のAT資格の認定校ではないのですが、NSCA-CSCSやJATI-ATIの認定校にはなっているので、その資格取得のために必要な科目の授業をしています。

履修する学生もトレーナーを目指す学生よりも部活動に所属している学生や一般学生が多いので、トレーナーを目指す学生に必要な内容で授業を構成して、それを出来る限り他の学生に分かりやすく説明できるように授業をしています。

授業の内容はスポーツ活動中の怪我や日常生活にも関わりのある内容なので、トレーナーを目指す学生以外にも興味を持って知識や技術を習得してもらえるような授業ができるように心がけています。

10年後、JATOと日本のアスレティックトレーナーはどうなっていると思いますか?提議・提案含めてお聞かせください。

10年後、日本でもっとアスレティックトレーナーという職業が認知されていて欲しいと個人的には思っています。そのATの集う場でもあるJATOの役割が今よりも大きなものになっていて欲しいです。

そのためにも、アスレティックトレーナーとして働ける現場を今よりも増やす事が大切なのではないかと思います。多くの大学や専門学校でアスレティックトレーナーとして働きたいという学生がいるのに、夢を叶えられるのはほんのひと握りの世界なので、もっと活動の場が広がっていくことを願っています。

自らの専門性で日本の社会にどう貢献できると思われますか?

私の研究分野は疫学調査の分野なので、今よりも多くの調査を行い怪我の予防につなげられるような研究を行いたいと思っています。

怪我をする選手が減ることで、途中でやむを得なくスポーツをやめたり、元のレベルでプレーできなくなるような選手を減らしていく事に関われたらと思っています。

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今後の目標や展望を教えてください。

今後の目標は、今と変わらず大学教員としてトレーナーの育成を行い、研究を行なっていく事です。

あなたにとって、JATOはどんな存在ですか?

同じ資格を持つ、これから目指す人々をつなげてくれる存在だと思います。私はATCの知り合いが多い方ではないので、JATOに入会していることでセミナーなどを紹介してもらえるので助かっています。

学生の頃はコンベンションでのJATOの集まりに参加させて頂き、色々な人と繋がる時間があったことで情報を得る事ができたので、とても助かった記憶があります。

萩原さんから見て、JATOにもっとして欲しいことはありますか?

参加しやすい交流の場を作って頂けると助かります。

あなたにとって、ATCは<ひとこと>で言うと、どのような職業ですか?またその理由を教えてください。

「人を輝かせるお手伝いのできる職業」

教員として働いている期間が長くなってきているので、学生のトレーナーになる夢を叶える、選手のレギュラーになりたい、プロでプレーしたいという夢を叶えるお手伝いのできる職業だと思います。

自分の夢に向かって頑張っている学生たちは輝いているなと思い、いつも仕事をしています。その学生達の輝きを見て、自分も頑張ろうと思えたりするので良い刺激をもらえる職業だと思っています。

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【編集後記】萩原さん、お忙しい中いくつもの質問にお答えいただきどうもありがとうございました!インタビューから垣間見る萩原さんの思いから、きっと学生の皆さんには萩原さんがとても輝いて見えているのではないかと想像します。研究・教育を通じての今後の萩原さんのご活躍に期待を抱かざるを得ません。さて、次回のリレー走者は"新潟経営大学の萩原さんのポジションの前職であられた方”をご紹介いただきました。楽しみにして下さい!

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