AU#20 脳振盪後の前庭リハビリテーションの有効性:無作為化比較試験のシステマティックレビュー
まとめ:
本論文では、VRは脳振盪後の眩暈の軽減、生活の質と歩行障害の改善、競技復帰への時間を短縮するために有効であることが示されています。休養と運動強度の調整を中心にした従来通りの段階的な競技復帰への方法に加え、以前のアカデミックアップデートでも紹介されたVOMSなどによる眼球運動と前庭機能の評価(AU#4)と神経筋トレーニング(AU#12)、そして今回の論文で紹介されたVRによる前庭機能障害に対するリハビリテーションを行うことで、脳振盪からのより安全かつ早期の復帰が可能と